送球は外野手の見せどころのひとつである。自慢の肩から繰り出される糸を引くような送球、針穴を通すような正確にコントロールされた送球などそのスタイルは多種多様。そこで今回は、今季の外野手補殺ランキング上位5名を動画とともに紹介する。
補殺とは……守備の選手が送球などによって間接的に打者・走者をアウトにすること。外野手の場合、ホームへの送球でアウトにした際などに記録される。
4位(同率)福田周平 7個
4位は7補殺を記録したオリックスの福田周平選手だ。福田選手は外野手転向2年目のシーズンながらも、内野手時代に培われたコンパクトなモーションと正確な送球で数多くのアウトを奪った。
4位(同率)松本剛 7個
同じく4位となったのは北海道日本ハム・松本剛選手。今季は首位打者を獲得するなど攻撃面での活躍が目立ったが、守備面でも存在感を見せた。強肩もさることながら、素早く捕球体勢に入ることで強く正確な送球へとつなげ、7補殺をマークしている。
3位 岡島豪郎 8個
東北楽天・岡島豪郎選手は今季53試合の出場にとどまったが、3位の8補殺を記録した。キャッチャーの経験もあり、強肩から繰り出される力強い送球が魅力。これまでも数多くのピンチを救ってきた。
2位 高部瑛斗 9個
9補殺の2位は千葉ロッテ・高部瑛斗選手だ。今季はレギュラーに定着し盗塁王に輝くなど、攻守にわたりチームに貢献。自慢の快足を飛ばして助走をつけ、その勢いを生かした矢のような送球でアウトにしてきた。
1位 西川遥輝 10個
1位は10補殺で東北楽天の西川遥輝選手。岡島選手のように強肩というわけではないが、正確なコントロールが魅力だ。どんな捕球体勢からでもタッチしやすいボールを送り、ピンチの芽を摘んできた。