有薗直輝が打撃3冠、笹川吉康も2冠 2025年ファーム表彰選手

パ・リーグ インサイト

2025.11.26(水) 13:15

北海道日本ハムファイターズ・有薗直輝選手(左)福岡ソフトバンクホークス・笹川吉康選手(右)【写真:球団提供】
北海道日本ハムファイターズ・有薗直輝選手(左)福岡ソフトバンクホークス・笹川吉康選手(右)【写真:球団提供】

 11月26日、「NPB AWARDS 2025 supported by リポビタンD」が開催された。第1部のファーム表彰を受けたパ・リーグの選手は以下の通り。

イースタン・リーグ

記録による表彰
最多セーブ投手賞:東北楽天・泰勝利投手(30セーブ)
首位打者賞・最多本塁打者賞・最高出塁率者賞:北海道日本ハム・有薗直輝選手(打率.306、18本塁打、出塁率.390)
最多盗塁者賞:東北楽天・辰見鴻之介選手(31盗塁)

イースタン・リーグ特別表彰
埼玉西武・仲三河優太選手(サイクル安打達成)

スポンサー表彰
技能賞:東北楽天・辰見鴻之介選手

優秀選手賞
埼玉西武・篠原響投手
千葉ロッテ・田中晴也投手
北海道日本ハム・有薗直輝選手
東北楽天・泰勝利投手

 東北楽天の2選手が投打でタイトルを獲得した。最多セーブの東北楽天・泰勝利投手は、8月16日に一軍初登板も果たし、9月30日・千葉ロッテ戦では1回無失点でプロ初勝利を挙げている。盗塁王の辰見鴻之介選手は今季、育成選手でスタートとなったが、7月に再び支配下選手に。イースタン・リーグ88試合に出場し、打率.280。盗塁数は2位と11個差の31盗塁を記録した。

 北海道日本ハム・有薗直輝選手はイースタン・リーグの打撃3冠に輝いた。今季は一軍でもプロ入り最多となる12試合に出場。8月13日・千葉ロッテ戦では種市篤暉投手からプロ初安打・初打点となるセンターオーバーの二塁打を放っている。来季は一軍定着なるか。

 埼玉西武・仲三河優太選手は5月29日・オイシックス新潟戦でサイクルヒットを達成。第1打席に右中間へ本塁打を放つと、第2打席・四球、第3打席・二塁打、第4打席・単打、第5打席・四球。そして最終打席となった9回に三塁打を記録した。

ウエスタン・リーグ

記録による表彰
最優秀防御率投手賞・勝率第一位投手賞:福岡ソフトバンク・板東湧梧投手(防御率2.48、勝率.818)
最多勝利投手賞:オリックス・佐藤一磨投手(10勝)
最多本塁打者賞・最多打点者賞:福岡ソフトバンク・笹川吉康選手(12本塁打、64打点)

スポンサー表彰
優秀投手賞・殊勲賞:オリックス・佐藤一磨投手
新人賞:福岡ソフトバンク・笹川吉康選手
ビッグホープ賞:福岡ソフトバンク・イヒネイツア選手

優秀選手賞
福岡ソフトバンク・笹川吉康選手
オリックス・茶野篤政選手

 最優秀防御率投手賞・勝率第一位投手賞の2冠を獲得したのは福岡ソフトバンク・板東湧梧投手。いずれも初受賞となった。しかし、今季は前年に続き、一軍での登板はなし。10月27日に、福岡ソフトバンクと支配下選手契約を締結しないことが発表され、来季は巨人で育成選手としてプレーすることが決まっている。早期の支配下登録、そして新天地での飛躍に期待したい。

 最多勝利投手賞には、オリックス・佐藤一磨投手が2年ぶりに輝いた。防御率も1.83の好成績を残している。8月20日に今季初昇格し、同日先発した北海道日本ハム戦では、4回7安打2失点の内容だったが、それから1カ月ぶりの一軍登板となった9月21日・福岡ソフトバンク戦で、5回5安打6奪三振無失点と好投し、今季初勝利をマークした。

 福岡ソフトバンク・笹川吉康選手は、本塁打と打点の2冠に。最多本塁打者賞は初、最多打点者賞は2年連続2度目の受賞となった。一軍では、初出場を飾った昨季を上回る26試合に出場したものの、打率.213、1本塁打、8打点と本領発揮ならず。来季こそは一軍の舞台でアーチを量産したい。

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有薗直輝が打撃3冠、笹川吉康も2冠 2025年ファーム表彰選手