宗山塁ら8選手が初受賞! 2025年度パ・リーグのベストナイン一覧

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2025.11.25(火) 17:36

2025年度 パーソル パ・リーグ ベストナイン選出選手 ⓒPLM
2025年度 パーソル パ・リーグ ベストナイン選出選手 ⓒPLM

 11月25日、パーソル パ・リーグのベストナインが発表された。

投手:モイネロ(初受賞)

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24試合 12勝3敗 167回 172奪三振 防御率1.46 WHIP0.92

 2年連続最優秀防御率のタイトルを獲得した福岡ソフトバンク・モイネロ投手が、初めてベストナインに輝いた。5月、6月、8月と3度月間防御率0点台をマーク、6月6日・東京ヤクルト戦で1試合18三振を奪い球団新記録を樹立するなど、先発転向2年目の今季も支配的な投球を見せた。勝利数も2年連続で2桁に到達し、福岡ソフトバンクの「10勝カルテット」の一角に。ポストシーズンでは「パーソル CS パ」MVP、「SMBC日本シリーズ2025」でも勝利投手と大車輪の活躍を見せた。

「初めて選んでいただいてとてもうれしく、光栄に思います。今後も選ばれるように引き続き頑張っていきたいと思います」

捕手:若月健矢(初受賞)

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121試合 368打数 100安打 打率.272 6本塁打 31打点 OPS.689 6失策

 自身初のシーズン100安打に到達し、「三井ゴールデン・グラブ賞」にも輝いたオリックス・若月健矢選手が初受賞。プロ12年目の今季は安打数だけでなく、本塁打、打点でもキャリアハイの結果を残した。また、5月度の「スカパー!サヨナラ賞」に輝くなど、前半戦だけで3度のサヨナラ打を記録。オリックスの“サヨナラ男”として勝負強さを見せつけたシーズンだった。

「素晴らしい賞を受賞することができ、本当にうれしく思います。また来シーズンも選んでいただけるように、日々精進していきたいと思います」

一塁手:タイラー・ネビン(初受賞)

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137試合 509打数 141安打 打率.277 21本塁打 63打点 OPS.794 6失策

 埼玉西武・ネビン選手が一塁手部門で受賞。来日1年目での受賞は、2014年のエルネスト・メヒア選手以来、球団5人目となった。オープン戦から打率.351、得点圏打率.538と卓越した適応力を発揮したネビン選手。5月は、24試合で89打数26安打、月間打率.292で大樹生命月間MVP賞に輝くと、6月には、異例のシーズン中契約延長が発表されるなど、チームの要として打線をけん引した。また、球団外国人選手としては33年ぶり2人目となる「三井ゴールデン・グラブ賞」も受賞している。

「今回の受賞は、日本で野球をやると決断したときにはとても想像できなかったことですし、このような名誉ある賞をいただけたことは大変光栄です。そして、毎日応援してくれたライオンズファンの皆さまにも感謝しかありません。1年を通して健康でいられたこと、チームメートと共に戦えたことをとてもうれしく思います。来年もまた同じような活躍ができるようベストを尽くします」

二塁手:牧原大成(初受賞)

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125試合 418打数 127安打 打率.304 5本塁打 49打点 OPS.726 6失策

 福岡ソフトバンク・牧原大成選手がプロ15年目にして初めて受賞した。自身初の規定打席に到達した牧原大選手は、リーグ唯一の打率3割(.304)を残し、育成出身の選手では史上初となる首位打者に輝くと、二塁手部門で「三井ゴールデン・グラブ賞」も初受賞。攻守にわたって堅実なプレーを披露し、チームの2年連続リーグ優勝・5年ぶり日本一に大きく貢献した。

「選んでいただきとてもうれしく思います。まず、1年間支えてくれた家族に感謝したいです。そして、三井ゴールデン・グラブ賞同様にベストナインをとることも、地元の親友のり君との約束だったので、果たせてよかったです。今後も狙っていきたい賞でもあるので、来年も選んでもらえるように1年間頑張っていきたいと思います」

三塁手:村林一輝(初受賞)

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137試合 513打数 144安打 打率.281 3本塁打 51打点 OPS.645 10失策

 144安打を放ち、自身初の打撃タイトルを獲得した東北楽天・村林一輝選手がベストナインにも輝いた。二塁手や遊撃手としての出場もあったが、三塁手としてチーム最多の104試合に出場し、ケガなくシーズンを戦い抜いた今季。終盤こそ調子を落としたものの、4月、5月、7月の月間打率はいずれも3割超え。得点圏打率も3割後半をマークするなど、打線の主軸としてチームを支えた。

「レベルの高い選手たちのなかでこのような評価をいただけたこと、とても光栄です。支えていただいた裏方の皆さん、監督、コーチ、チームメイトに感謝したいと思います。今シーズンだけでなく、来シーズン以降も継続して活躍できるよう、変わらず努力していきます。そして、チームの優勝に貢献できるように頑張ります」

遊撃手:宗山塁(初受賞)

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122試合 430打数 112安打 打率.260 3本塁打 27打点 OPS.629 12失策

 ルーキーイヤーから遊撃手としてスタメンに定着した東北楽天・宗山塁選手が、うれしい初受賞を飾った。5球団競合の末に東北楽天へドラフト1位で入団した宗山選手は、高い守備力とコンスタントな打撃でその期待に応えた。新人野手として球団4人目となる100安打達成に、12球団ルーキー最速で規定打席到達。遊撃手という負担の大きなポジションにもかかわらず、一度も登録抹消されることなくシーズンを完走した。

「1年目からこのようなタイトルを受賞することができ、とてもうれしく思います。今シーズンは貴重な経験を多く積むことができました。来年はチームの優勝に貢献できるよう、さらに成長していきたいと思います。これからも毎年選んでいただけるよう努力を続けます」

外野手:柳町達(初受賞)

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131試合 442打数 129安打 打率.292 6本塁打 50打点 OPS.760 2失策

 出場試合数、打率、安打、OPSいずれもキャリアハイを更新した福岡ソフトバンク・柳町達選手が初受賞。開幕二軍スタートだった柳町選手だが、一軍で故障者が相次ぎ、4月に昇格。月間打率.333の好成績を残すと、日本生命セ・パ交流戦では首位打者に輝くなど以降も結果を残し、自身初の規定打席に到達した。また、「パーソル CS パ」では打率.417でパーソル賞に輝くなど、ポストシーズンも大活躍を見せた。

「初めてこのような賞をとれたことは、1年間頑張ってきた証でもあるので、大変うれしく思います。また来年もとれるように、1年間がむしゃらに頑張りたいと思います」

外野手:中川圭太(初受賞)

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119試合 433打数 123安打 打率.284 12本塁打 53打点 OPS.746 0失策

 内野手登録ながらセンターやレフトを中心に、チーム最多115試合で外野の守備に就いたオリックス・中川圭太選手がプロ7年目で初受賞。今季は119試合でリーグ3位の打率.284をマーク、12本塁打で2年ぶりの2桁本塁打を達成した。7月16日・東北楽天戦で自身初のサヨナラ弾を放ち、7月度「スカパー!サヨナラ賞」を受賞するなど、勝負強い打撃も光った。

「まさか自分が選んでいただけるとは思っていなかったので、とてもびっくりしています。今回このような賞をいただき、とても光栄です。まだまだ成長していけるように、これからも一層努力していきたいと思います」

外野手:周東佑京(2年連続2度目)

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96試合 384打数 110安打 打率.286 3本塁打 36打点 OPS.711 4失策

 福岡ソフトバンク・周東佑京選手が2年連続2度目の受賞。昨オフに受けた左ひざの手術の影響が懸念されたが、一軍スタートを切ると、開幕から19試合連続安打をマーク。4月10日オリックス戦ではNPB史上80人目となる通算200盗塁を達成した。今季も俊足を生かして攻守に躍動。「SMBC日本シリーズ2025」ではシリーズ史上初の1試合5安打を記録し、チームの5年ぶり日本一に大きく貢献した。

「2年連続でこの賞をとることができて本当にうれしいです。来シーズンは1年通して、グラウンドに立ってプレーし、3年連続選んでもらえるように頑張ります」

指名打者:フランミル・レイエス(2年連続2度目)

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132試合 476打数 132安打 打率.277 32本塁打 90打点 OPS.861

 本塁打(32)・打点(90)の二冠を獲得した北海道日本ハム・レイエス選手が2年連続2度目の受賞。7月に打率.324、6本塁打で自身2度目となる大樹生命月間MVP賞に選出されるなど、夏場にかけて打ちまくり、「パーソル CS パ」進出に貢献。来日1年目の昨季を上回る活躍を見せており、2026年シーズンの契約延長も決まっている。

「2025年シーズンのベストナインに選出していただき、大変うれしく思います。チームメイトや北海道のファンの皆さまに感謝いたします。多くの素晴らしい選手がいるなかで選ばれたことは光栄ですし、選出された他の選手の皆さまについても、心から祝福いたします」

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