3月28日に開幕したパーソル パ・リーグ公式戦は10月5日に全日程が終了。2025シーズンの個人タイトルが確定し、最多盗塁者賞以外の打撃部門は、全選手が初受賞となった。
首位打者賞
牧原大成選手 打率.304(初受賞)
プロ15年目の牧原大選手が、初のタイトルを手にした。今季はキャリアハイの125試合に出場し、443打席で自身初の規定打席に到達。8月に打率.385、37安打で自身初の月間MVPを受賞するなど、今季は418打数127安打で打率.304の成績を残し、育成出身選手初の首位打者に輝いた。
最多安打賞

村林一輝選手 144安打(初受賞)
昨季レギュラーを獲得した村林選手が、プロ10年目で初タイトル。月別では、3・4月に22安打、5月28安打、6月26安打、7月24安打、8月29安打、9・10月は15安打とやや数字を落としたが、コンスタントに安打を積み上げ、2位の清宮幸太郎選手と1本差で単独での受賞となった。
▼村林選手 コメント▼
「初めてのタイトルを獲得することができ、素直にうれしく思います。今シーズンは、最初は試合にすら出られていなくて苦しいスタートでしたが、そういう時間を経てタイトルを獲得できたのは今後に生きてくると思いますし、獲り切れたのは自分としても自信になりました。
入団したときは、まさかタイトルを獲れるとは思ってもいませんでしたが、監督やコーチ、チームメイト、スタッフの方々、10年間で関わっていただいたすべての方のおかげで今の自分があると思っています。チームとしては目標に届かず悔しいシーズンとなりましたが、最後まで応援いただいたファンの皆さんに本当に感謝しています」
最多本塁打者賞、最多打点賞

フランミル・レイエス選手 32本塁打、90打点(ともに初受賞)
来日2年目のレイエス選手が、本塁打、打点ともに2位に大差を付け、二冠に輝いた。3・4月は3本塁打も、5月に7本塁打を放ち状態を上げ、7月には打率.324、6本塁打で自身2度目の月間MVPを受賞。本拠地・エスコンフィールドでは、68試合で24本塁打、58打点と声援を力に変えた。
▼レイエス選手 コメント▼
「ファンの皆さんから期待されていたタイトルを獲得でき、本当にうれしく思います。個人として本塁打30本を超えるのは2021年シーズン以来で、家族も喜んでくれています。昨年はファームでプレーする期間もありましたが、メンタル面で成長し、日本の野球にしっかりとアジャストできました。チーム全員がそれぞれの役割を全うしたからこそ、この結果を得られたと思います。チームを代表して、このタイトルを受け取ります」
最高出塁率者賞

柳町達選手 出塁率.384(初受賞)
大卒6年目の柳町選手は、131試合に出場して初の規定打席に到達。両リーグトップの出塁率.384、パ・リーグ2位の打率.292をマークし、キャリアハイのシーズンを送った。交流戦ではともにトップとなる打率.397、出塁率.474の成績を残し、最優秀選手賞に輝いている。
最多盗塁者賞

周東佑京選手 35盗塁(3年連続4度目)
昨季から数は減らしたものの、2位と「7」差で3年連続の盗塁王に輝いた周東選手。今季は96試合出場にとどまるも、110安打を放ち、123試合で115安打をマークした昨季に次ぐ好成績をマークした。
