選手たちが全力で対決! LIONS THANKS FESTA 2022「獅立ライオンズ学園」レポート

パ・リーグ インサイト

2022.12.2(金) 07:00

選手宣誓をする山野辺翔選手、川越誠司選手、鈴木将平選手、滝澤夏央選手、隅田知一郎投手【写真:筆者撮影】
選手宣誓をする山野辺翔選手、川越誠司選手、鈴木将平選手、滝澤夏央選手、隅田知一郎投手【写真:筆者撮影】

 11月23日、ベルーナドームで「LIONS THANKS FESTA 2022」が行われました。毎年、トークショーと選手対抗企画で盛り上がる埼玉西武のファン感謝デー。今回は「獅立ライオンズ学園」をテーマに、5クラスに分かれてポイントを競います!

 オープニングセレモニーでは、L組・山野辺翔選手、I組・川越誠司選手、O組・鈴木将平選手、N組・滝澤夏央選手、S組・隅田知一郎投手の5選手が“学級委員長”として登場。高らかに選手宣誓を行いました。

ベテランも大活躍!? 笑いあり、感動ありの“授業”

 1時間目は、家庭科の授業「獅子まんまを当てろ!」。目隠しをして2つの料理を食べ比べ、ベルーナドームで好評の球場グルメ“獅子まんま”を当てるゲームです。

 1問目の料理は寮でも提供されている「若獅子カレー」。L組・栗山巧選手が目隠しのアイマスクをすると、会場のファンから思わず笑いが。今季で引退し、選手側としては最後の出演となる相方の熊代聖人コーチも丁寧に料理を口元へ運び、絶妙なコンビネーションを見せてくれました。

アイマスクをつけた栗山巧選手と料理を運ぶ熊代聖人コーチ【写真:筆者撮影】
アイマスクをつけた栗山巧選手と料理を運ぶ熊代聖人コーチ【写真:筆者撮影】

 最近まで寮にいたS組・西川愛也選手は自信満々の様子でしたが、残念ながら不正解となり「ごめんなさい!」と謝罪。2問目からはドーム1塁側で「BACKYARD BUTCHERS」を出店しているOB・米野智人さんも特別講師として登場し、1時間目から大盛りあがりの授業となりました。

 2時間目は、音楽の授業「ミュージックイズ」。選手登場曲の一部分を流し、使用している選手名と曲名を当てるクイズです。

 1曲目はL組・平井克典投手の使用している「希望の轍」。本人が登壇しているというサービス問題でしたが、隣の席にいた中村剛也選手がカンニング! ベテランの思いがけない行動に高橋光成投手も大笑いです。

カンニングする中村剛也選手(右)【写真:筆者撮影】
カンニングする中村剛也選手(右)【写真:筆者撮影】

 後半には3曲同時に流れる難問・ミックスクイズに頭を悩ませながらも、正解を重ねていく選手たち。「本当に難しかったです」と語った柘植世那選手と中村選手のI組はやや遅れを取りましたが、まだまだ接戦が続きます。

 3時間目は美術の授業「獅子ミュージアム」。制限時間内にモデルをスケッチし、うまさを競います。絵心の試される対決ですが、選手たちは自信なさげ。唯一、美術は成績が良かったという大曲錬投手も「絵は自信ないです(笑)」とまさかの発言が飛び出します。

 1枚目はライナがモデルとなり、続々と個性的な絵が誕生。ファンによる審査の結果、S組・隅田投手が一番に選ばれました。N組・平沼翔太選手はライナからも怒られ気味な出来栄えでしたが、特別審査員のレオが特別賞に選出。思わぬ展開でポイントが入ります。

コスプレをした古賀悠斗選手、滝澤夏央選手、佐藤隼輔投手【写真:筆者撮影】
コスプレをした古賀悠斗選手、滝澤夏央選手、佐藤隼輔投手【写真:筆者撮影】

 2枚目は、各クラスの選手がコスプレをして登場。渡部健人選手は『ドラえもん』のジャイアン、長谷川信哉選手は『ONE PIECE』のサンジ、古賀悠斗選手は演歌歌手の大江裕さん、滝澤夏央選手は『SPY×FAMILY』のアーニャ、佐藤隼輔投手は『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイとしてモデルになりました。

 4時間目は歴史の授業「ライオンズレジェンドトーク」。辻発彦前監督が采配を振るった6年間を振り返りました。トークの後には“同期入団”で現キャプテンの源田壮亮選手から花束の進呈が。さらに、仲良くしていたレオ・ライナからも感謝状が渡されました。

レオ・ライナに感謝状を渡された辻発彦前監督(中央)【写真:筆者撮影】
レオ・ライナに感謝状を渡された辻発彦前監督(中央)【写真:筆者撮影】

全員参加のクラス対抗戦 最終成績はいかに……?!

 最後は全選手が集まり、5時間目の体育の授業「クラス対抗戦」。1位のS組が100点、最下位のO組が80点と優勝はまだ分からない状況。競技は風船でできた大きなスプーンでボールを落とさず運ぶ障害物競走「ビッグスプーンレース」、連続で跳んだ回数を競う「大縄跳び」、乗り物や台車を使いこなしてグランドを1周する「タイヤでGO!!」の3つが行われます。

 まず「ビッグスプーンレース」では危なげなくつないだL組が1着となり、1位に躍り出ました。しかし、続く「大縄跳び」では連続して跳べた回数がそのままポイントに。各クラス息を切らしながらも懸命に回数を重ね、I組が101回、N組が102回と他のクラスを引き離します。

大縄跳びをするS組の選手たち【写真:筆者撮影】
大縄跳びをするS組の選手たち【写真:筆者撮影】

 最後の対決となる「タイヤでGO!!」で特に盛り上がったのは、アンカーの乗り物。早い者勝ちで選ぶのですが、S組の西川選手はこぎにくい“ハズレ”の三輪車となってしまいます。一回転しながらもなんとかゴールへたどり着き、サッカーの本田圭佑選手のモノマネまで披露。最下位となってしまいましたが、存在感を見せつけました。

大活躍(!?)の西川愛也選手【写真:筆者撮影】
大活躍(!?)の西川愛也選手【写真:筆者撮影】

 すべての競技が終了し、222点と2位に21点差をつけてN組が優勝。学級委員長の滝澤選手は「平沼さんの美術から流れが変わったかなと思います」と勝因を挙げました。さらに、一日を通じて最も盛り上げた選手に贈られる「べるーにゃ MVP賞」は西川選手に。大活躍の一日でしたね!

 ベテランから若手まで、普段は見られない姿を見られるのもファン感の楽しみ。個性あふれる獅子たちが奮闘した「獅立ライオンズ学園」の全貌はぜひ動画でご覧ください!

☆「LIONS THANKS FESTA」の動画はこちらから!

取材・文 丹羽海凪

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