5月4日、ベルーナドームで行われたイースタン・リーグ公式戦、埼玉西武対オイシックス新潟7回戦は、9対5で埼玉西武が勝利した。

　埼玉西武の先発は武内夏暉投手。初回を3者連続三振で立ち上がると、2回以降も危なげないピッチングを披露する。テンポの良い投球で5回まで相手打線をわずか2安打に封じ、62球2安打無四球3奪三振無失点でマウンドを降りた。

　一方の打線は2回裏、相手失策と蛭間拓哉選手、古川雄大選手の安打で無死満塁に。この好機で柘植世那選手に打席が回ると、カウント1-0からレフトへの1号満塁ホームランを放ち、先制に成功した。

　救援陣は6回から平井克典投手が登板。6回は無失点に抑えたが、続く7回は浅井玲於選手の3号2ランで失点。なおも無死2塁のピンチで、佐々木健投手が登板も、犠飛で1点差に詰め寄られる。さらに8回は、宮澤太成投手が2点を失い、5対4と勝ち越しを許した。

　反撃したい打線は8回裏、山村崇嘉選手の安打と四球などで無死満塁の好機を演出。ここで柘植選手がセンターへの2点適時打を放ち、逆転に成功。なおも無死1、3塁から佐藤龍世選手、ドラ1ルーキー・齋藤大翔選手の連続適時打で2点を追加すると、村田怜音選手にも適時打が生まれ、9対5と突き放した。

　最終9回は中村祐太投手が3者連続三振で締め試合終了。勝利した埼玉西武は、柘植選手が満塁弾含む2安打6打点をマークするなど、計11安打9得点と打線爆発。なお、今試合から実戦復帰した源田壮亮選手にも安打が生まれ、順調な回復ぶりを見せている。

　 １２３４５６７８９ 計
Ｏ ００００００３２０ ５
西 ０４０００００５Ｘ ９

Ｏ 薮田和樹-今井亮太-●小林珠維-西村陸-鈴木颯人
西 武内夏暉-平井克典-佐々木健-○宮澤太成-中村祐太

文・谷島弘紀

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