11月28日、都内で「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が行われた。ファーム表彰を受けたパ・リーグ球団所属の選手は以下の通り。

ウエスタン・リーグ

記録による表彰
最優秀防御率投手賞：村西良太投手（オリックス）防御率1.73
最多勝利投手賞：佐藤一磨投手（オリックス）8勝
最多セーブ投手賞：尾形崇斗投手（福岡ソフトバンク）16セーブ
首位打者賞、最高出塁率者賞：池田陵真選手（オリックス）打率.301、出塁率.362
最多本塁打者賞、最多打点者賞：リチャード選手（福岡ソフトバンク）19本塁打、56打点
最多盗塁者賞：渡部遼人選手（オリックス）20盗塁

スポンサー表彰
新人賞、努力賞、殊勲賞、期待賞：池田陵真選手（オリックス）
技能賞：渡部遼人選手（オリックス）
ビッグホープ賞：生海選手（福岡ソフトバンク）

優秀選手賞
尾形崇斗投手（福岡ソフトバンク）、佐藤一磨投手（オリックス）

　ファーム日本一の福岡ソフトバンクは、尾形崇斗投手とリチャード選手がタイトル獲得。尾形投手は41試合で防御率0.98、K/BB4.54の成績を残し、一軍でもキャリア最多12試合に登板。そしてリチャード選手は4年連続4度目の本塁打王、2年連続3度目の打点王。長打力は間違いないだけに来季こそ一軍定着に期待だ。

　オリックスからは4選手が記録による表彰を受けた。村西良太投手は22試合に登板（そのうち14試合で先発）し、6勝5敗、防御率1.73の成績。最多勝の佐藤一磨投手はプロ4年目の育成左腕。山崎福也投手の移籍と山本由伸投手の退団も見込まれるだけに、村西投手と佐藤投手が来季フレッシュな戦力として躍進なるだろうか。

　オリックスの打者では、日本シリーズでスタメンに抜擢された池田陵真選手が首位打者と出塁率の2冠。2年目の渡部遼人選手はウエスタン盗塁王、そして一軍でも32試合に出場した。

イースタン・リーグ

記録による表彰
最優秀防御率投手賞、勝率第一位投手賞：宮川哲投手（埼玉西武）防御率2.45、勝率.750
最多勝利投手賞：塩見貴洋投手（東北楽天）8勝、長谷川威展投手（北海道日本ハム）8勝
最多セーブ投手賞：清宮虎多朗投手（東北楽天）22セーブ
首位打者賞、最高出塁率者賞：渡邊佳明選手（東北楽天）打率.372、出塁率.437
最多打点者賞：和田恋選手（東北楽天）71打点

優秀選手賞
藤井聖投手（東北楽天）、古市尊選手（埼玉西武）、田宮裕涼選手（北海道日本ハム）、池田来翔選手（千葉ロッテ）

　今季から先発に転向した宮川哲投手は、ファームで防御率と勝率の2冠。最多勝は8勝を挙げた塩見貴洋投手、長谷川威展投手、巨人・松井颯投手の3名が獲得した。中継ぎながら最多勝となった長谷川投手は、8月から9月にかけて10試合連続無失点の好リリーフを見せている。育成5年目の清宮虎多朗投手はタイトル獲得で支配下登録へ弾みをつけた。

　プロ5年目の渡邊佳明選手は今季一軍成績が最少の25試合、打率.143にとどまったが、ファームで首位打者と出塁率の2冠に輝いた。来季は同期入団の辰己涼介選手や太田光選手、小郷裕哉選手とともに一軍で打線を引っ張りたい。

関連リンク

・ウエスタン・リーグ順位表・成績
・イースタン・リーグ順位表・成績
・福岡ソフトバンクが4年ぶりファーム日本一
・池田陵真 選手名鑑
・渡邊佳明 選手名鑑