「Monday パ」では、月曜日でも皆さまにパ・リーグを楽しんでもらえるよう、パ・リーグの旬な情報を配信してきました。パ・リーグでは、昨日ペナントレース日程が全て終了し、リーグ優勝をオリックス・バファローズが見事連覇を達成。10月は大混戦のパ・リーグを各週のテーマに沿って振り返ります。
第1月曜日・・・「初」記録特集
第2月曜日・・・「二」軍のネクストブレイク選手を特集
第3月曜日・・・気分爽快! 奪「三」振特集
第4月曜日・・・豪快な一撃! ホームラン特集
第5月曜日・・・ 5、8、10月限定の番外編! 内容はお楽しみに
10月第1月曜日の今日は、激動の終盤に生まれた「初」記録を特集します。
札幌ドームラストイヤーの最終盤に初記録達成!
北海道日本ハムは、今季をもって札幌ドームから本拠地を移す。その移転を前に、伊藤大海投手と清宮幸太郎選手がそれぞれインパクトを残した。伊藤投手は26日の東北楽天戦で1点リードの最終回に登板。BIGBOSSら首脳陣の意向で守護神での起用も検討されるなか、1イニングを無失点に抑えプロ初セーブを記録した。
飛躍の一年となった清宮選手は、その締めとしてふさわしい初記録。27日の千葉ロッテ戦、「2番・一塁」で先発出場すると、2死満塁で迎えた第2打席に初球からスイングを仕掛け、自身プロ入り後初となる満塁弾を放った。今季は計18本のアーチとなったが、来季は新球場でさらなる活躍に期待したい。
宮森智志がプロ初セーブでプロ野球新人タイ記録樹立!
今季途中に支配下登録を勝ち取った東北楽天のルーキー・宮森智志投手。「プロ初登板からの連続無失点記録」を21試合に伸ばし、9月19日の埼玉西武戦を迎える。2点リードの延長11回裏にマウンドに上がると、最後は山川穂高選手から三振を奪いプロ初セーブを記録した。
同時に、NPB記録である広島・栗林良吏投手に並ぶ「22」試合連続無失点も達成。背番号3桁から始まった今季は、26試合で防御率1.54、7ホールド1セーブと充実した結果に。来季は念入りな対策を講じられることは間違いないが、シーズン通じて一軍投手陣の柱となれるか。
ドラ2ルーキー・野口智哉がプロ初本塁打!
欲しかった一発がシーズン最終盤で生まれた。オリックスの野口智哉選手は9月22日の千葉ロッテ戦で、7回裏に代打として登場。カウント3-2からの7球目を引っ張ると、打球はフェンスを越えプロ初本塁打となった。1年目の今季は54試合に出場。35安打を放ち打率.226を記録した。ペナントレース最後の安打をプロ初本塁打で締め、ポストシーズン、さらには来季へとつなげていきたい。
パ・リーグの全日程が終了
10月2日、強烈なインパクトを残して終結した優勝争いをもって、パ・リーグのレギュラーシーズン全日程が終了した。新型コロナウイルスの影響で、離脱者が増える苦しい状況にも直面したが、実に3年ぶりとなる“延長12回”や“観客動員数100%”と、かつての姿を取り戻しつつある。そんな2022シーズンの最終順位は以下の通り。
1位:オリックス・バファローズ 76勝65敗2分、勝率.539
2位:福岡ソフトバンクホークス 76勝65敗2分、勝率.539
3位:埼玉西武ライオンズ 72勝68敗3分、勝率.514
4位:東北楽天ゴールデンイーグルス 69勝71敗3分、勝率.493
5位:千葉ロッテマリーンズ 69勝73敗1分、勝率.486
6位:北海道日本ハムファイターズ 59勝81敗3分、勝率.421
※勝率が同じ場合は、当該球団間の対戦勝率が高い球団が上位
ペナントレースは一区切りだが、熱戦はまだ終わらない。8日からは「パーソル CS パ」が開幕する予定だ。2022年パ・リーグの最終決戦にも注目しよう。
文・小野寺穂高
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