9月30日、京セラドーム大阪で今季限りでの現役引退を表明している能見篤史投手の引退セレモニーが行われた。
セレモニーでは阪神でともにプレーした福留孝介選手、新井貴浩氏、藤川球児氏からのビデオメッセージも流れ、笑みを見せる場面も。
最後に能見投手が本拠地のファンへ最後のあいさつをした。以下、引退セレモニーでのコメント全文。
「まずはじめに、このようなセレモニーを企画していただいたオリックス・バファローズ球団関係者のみなさま、中嶋監督をはじめ、コーチ、選手、スタッフの方々、そして遅くまで球場に足を運んでいただき、声援を送ってくれた多くのファンのみなさま、本当にありがとうございます。
物心ついたころからテレビを観てプロ野球選手に憧れ、僕の野球人生がスタートしました。そのなかでいろいろな指導者、チームメイトに恵まれ、プロの世界へ導いていただきました。
阪神タイガースに入団し…… ちょっと飛びました(場内笑い)なので紙を見ます(紙を取り出す、場内拍手)。高校時代にかわなかった甲子園球場のマウンドで初めて立ったときの景色、鮮明に覚えています。
16年間、いろいろな指導者、先輩方、後輩たちに支えられ、そして、ファンの声援のなかでプレーできたこと、僕に力を与えてくれたこと、なんだ……(場内笑い、拍手)はは、すみません。野球選手として成長させていただいたこと、本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございます。
そして、オリックスファンのみなさま、球団のみなさま、選手兼コーチとして迎え入れていただき、優しく接していただき、本当にありがとうございます。
中嶋監督の元、コーチ、スタッフの方々、素晴らしい人たちに恵まれ、また違う、新しい野球を教えていただきました。そして、選手たちとたくさん話すことができ、いろいろ感じました。能力の高い選手、伸びしろのいっぱいある選手、本当に僕は幸せで、選手といろいろ話すことができ、感謝でいっぱいです。
チームはまだまだ強くなります。それにはファンのみなさまの声援が必ず必要です。ぜひ、球場に足を運んでいただき、力を貸してください。
そして、おとん、おかん、野球という素晴らしい出会いをさせてくれてありがとう。そして家族。苦しいとき、いつもそばにいてくれて、励ましもあり、なかには落ち込んでる姿を見すぎて、あまりにも苦しくなって逆に尻をたたいていただいたこと、本当に感謝しています。苦労もいっぱいかけました。こうして今シーズンをもって現役を終われること、本当に感謝します。ありがとう。
最後になりますが、中嶋監督と2年間、野球選手できて1つも悔いはありません。やりきりました。そしてファンのみなさま、18年間いろいろ支えていただき、たくさんの声援をいただき、本当に僕は幸せでした。今シーズン、まだ先はありますが、選手兼コーチとしてサポートし、全力を尽くして頑張りたいと思います。本当にみなさま、18年間応援のほどありがとうございました」
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