5月31日、ほっともっとフィールド神戸で行われたオリックスと埼玉西武の第10回戦は、3対2でオリックスがサヨナラ勝利を飾った。
オリックスの先発・宮城大弥投手は、序盤3回を完璧に抑える投球。4回からは毎回安打で走者を出すも、要所を締め得点を与えない。しかし7回表、連打と四球で2死満塁のピンチを招くと、代打・外崎修汰選手に同点の2点適時打を許し、この回限りで降板。7回113球7安打1四球10奪三振2失点の内容だった。
一方の打線は、相手先発・今井達也投手を前にチャンスをつくりながらも無得点が続いた。試合が動いたのは5回裏。2死から野口智哉選手、廣岡大志選手が四球で出塁すると、西川龍馬選手に2点適時二塁打が生まれ、先制点を挙げる。
8回からは、ペルドモ投手、マチャド投手がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐも、9回裏は得点を奪えず延長戦へ。10回表は山田修義投手が2安打などで1死1、3塁のピンチを招いたが、代わった山岡泰輔投手が後続を2者連続三振に仕留めた。
10回裏に1死満塁の好機を演出するも無得点。11回表は古田島成龍投手が2死満塁のピンチを無失点で切り抜けると、11回裏、2死から野口選手にサヨナラの1号ソロが飛び出し、試合を決めた。
勝利したオリックスは、6番手・古田島成龍投手が2勝目。打線は6回以降本塁が遠かったが、野口選手のプロ初サヨナラ弾で神戸開催の初戦を制した。一方の敗れた埼玉西武は、先発の今井達也投手が7回121球5安打4四球7奪三振2失点の力投。打線は、終盤の勝ち越しの好機を生かせず、最後は15試合連続無失点の山田陽翔投手が手痛い一発を浴びた。
1234567891011 計
西 00000020000 2
オ 00002000001X 3
西 今井達也-ウィンゲンター-甲斐野央-平良海馬-●山田陽翔
オ 宮城大弥-ペルドモ-マチャド-山田修義-山岡泰輔-○古田島成龍
文・薗田陽和
野口智哉のプロ初サヨナラ弾で決着! オリックスが神戸開催初戦を制す
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2025.5.31(土) 22:17
