松本剛が首位打者に。清宮幸太郎、上川畑大悟ら若手も台頭【北海道日本ハム2022シーズンレビュー:野手編】

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FIGHTERS Season Review 2022(C)PLM
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 北海道日本ハムは、BIGBOSSの新体制のもと、若手中心のチームづくりでチームの再構築を図ってきた。既存の常識にとらわれない選手起用で、球界からは大注目。6位という成績に終わったが、そのインパクトは強いものとなった。

 本記事では投手編、野手編に分け、北海道日本ハムの2022シーズンを振り返っていく。

自身初の首位打者を獲得。球団では稲葉篤紀氏以来

 自身初、球団としても2007年の稲葉篤紀氏以来となる首位打者を獲得した松本剛選手。打撃成績は395打数137安打、打率.347を記録した。特に、チームが波に乗れなかった開幕当初に打線を鼓舞する活躍を見せ、4月の月間打率は.429をマーク。7月には自打球を受け骨折する事態に見舞われるも、復帰後もコンスタントに安打を積み重ね規定打席に到達した。まずは完治を急務とし来季もチームの主軸として活躍したい。

昨季一軍未出場から一転、キャリアハイの18本塁打

 清宮幸太郎選手は今季すべての打撃成績でキャリアハイの数字を残した。昨季は、プロ入り後はじめて一軍未出場。悔しさをバネに迎えたBIGBOSSの新体制では、大幅な減量にも取り組むなど“改革”に着手。その努力は実を結び、7月にはキャリアハイの8本塁打、そして自身初の2桁本塁打に到達する。終わってみればリーグでも5位の18本塁打と、飛躍の1年となった。それでもチームとしては最下位に終わり、打点数もリーグワーストタイ。打線をけん引し、チームの勝利に貢献する6年目にしたい。

1年目から“神”がかった活躍で注目。走攻守そろった次世代のキーマン

 5月24日の東京ヤクルト戦でデビューを果たし、プロ初安打をマーク。その後もフレッシュな活躍を披露し、一気にレギュラーをつかんだのは上川畑大悟選手だ。上川畑選手はNTT東日本からドラフト9位で入団。プロ初本塁打を記録した6月26日には、二塁打が出ればサイクル安打の“サイクル未遂”も達成するなど、小柄ながらパンチ力のある打撃も魅力的だ。軽快な身のこなしで好守も連発し、その活躍ぶりから“神川畑”の異名もついた。

春先は好調も......。助っ人事情

 助っ人事情も振り返る。アルカンタラ選手は6月には10本塁打に到達するなど、スタートこそ好調に思えたが、その後は思うように成績が伸びず。97試合に出場し、打率.209、14本塁打にとどまった。それでも日本球界への適応を見込まれ、外国人野手では唯一、来季も支配下登録で契約を更新。かつて北海道日本ハムで活躍したセギノール氏を思い出させる、両打ちの助っ人に来季も期待したい。

今川優馬に万波中正。チームの元気印に求められる役割

 BIGBOSSが就任当初「監督兼外野守備コーチ」と宣言したように、開幕前から外野手へのテコ入れが行われた。特に大きな成長を見せたのは、今川優馬選手と万波中正選手だろうか。ベンチでも一際声を張り上げ、チームの元気印としてもインパクトを残した両選手。チームの上位進出にはその活躍は欠かせないだろう。しかし打率は両選手ともに2割台前半と調子の波も大きく、オフを明けて一周り成長した姿を新球場で披露したい。

ケガから復帰の若手も加え、日本一を目指す新生・北海道日本ハム

 新球場で迎える来季、若手中心で今季を戦ってきた北海道日本ハムには、6位という成績のダメージ以上に23年への期待感が高まる。野村佑希選手は、ケガに苦しんだ1年となったが、着実に経験値をつけている。7月には4番に座り、打線をけん引。決勝打を放ちチームを7連勝に導くなど、勝負強さを発揮している。他にも、シーズン最終盤に登場した韋駄天・五十幡亮汰選手も期待値は高く、故障に苦しんだ選手が復帰するとさらに選手層の厚みが増すだろう。

「日本一だけを目指して戦う」と宣言した“新庄剛志”監督率いる、北海道日本ハムの戦いから目が離せない。

文・小野寺穂高

北海道日本ハム2022シーズンレビュー:投手編
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