【Monday パ】豪快なパの本塁打王をデータと動画で特集! 〜Apr. 4th week〜

パ・リーグ インサイト

左から、山川穂高選手、アルカンタラ選手、西川遥輝選手(C)パーソル パ・リーグTV
左から、山川穂高選手、アルカンタラ選手、西川遥輝選手(C)パーソル パ・リーグTV

「Monday パ」は、一軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも皆さまに、パ・リーグを楽しんでもらうための週刊レポートです。毎月第○月曜日の数字にちなんでピックアップした情報をお届けします。各週毎のテーマは以下の通り。

第1月曜日・・・「初」記録特集
第2月曜日・・・「二」軍のネクストブレイク選手を特集
第3月曜日・・・気分爽快! 奪「三」振特集
第4月曜日・・・豪快な一撃! ホームラン特集
第5月曜日・・・ 5、8、10月限定の番外編! 内容はお楽しみに

 4月第4月曜日の今日は、本塁打(四塁打)のシーンを特集。データと動画の側面から、パ・リーグの「ホームランキング」をまとめていきます!

山川穂高が復帰後も快音響かせる!

【パ 本塁打ランキング】
1位 山川穂高選手 34打数12安打 5本塁打、打率.353
1位 アルカンタラ選手 62打数17安打 5本塁打、打率.274
3位 万波中正選手 52打数8安打 4本塁打、打率.154

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)パーソル パ・リーグTV

 現在パ・リーグで最も本塁打を放っているのは埼玉西武の山川穂高選手。山川選手は今季、開幕2戦目で第1号を放つとそこから3試合連続でホームランを記録。3月29日の北海道日本ハム戦では2本のアーチをかけた。19年以来の最多本塁打タイトルに向け、抜群のスタートを切ったかに見えたが、翌30日の試合で走塁の際に太もも裏を負傷。登録抹消となった。

 それでも4月19日の千葉ロッテ戦で復帰を果たすと、22日の東北楽天戦では今季第5号をマーク。規定打席には未達ながら、打率も.353と好調を維持し離脱の影響は最小限に抑えた。個人のタイトルはもちろん、打線の中心となってチームもけん引していきたい。

山川選手の動画:【手応え完璧】山川穂高『ライオンズブルーで “どすこーい!!”』

 また、チーム別に見ると北海道日本ハム打線が21本で最多(2位は東北楽天の15本)。山川選手と並んでリーグトップの5本を放つアルカンタラ選手も、24日の試合で2本塁打をマークするなど4安打3打点の活躍を見せた。22歳、若手の万波中正選手も4本で後を追う。チームとしても先週は田中将大投手を攻略して、今季初の3連勝をマークするなど少しずつ結果が出始めている。BIGBOSSの采配にも引き続き注目したい。

アルカンタラ選手の動画:【東浜キラー】アルカンタラ『まさかの“サイクルヒット超え”』

万波選手の動画:【会心4号】万波中正『本塁打王争いに絡む可能性は…!?』

セイバーメトリクスでみる、パ本塁打ランキング

東北楽天ゴールデンイーグルス・西川遥輝選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・西川遥輝選手(C)パーソル パ・リーグTV

 さて、先週の「奪三振ランキング(セイバーメトリクス編)」に引き続き、今週もセイバーメトリクスからパのランキングを見てみよう。「セイバーメトリクス」とは、選手データを統計学的見地から客観的に分析し、選手を評価したり戦略に生かす指標のこと。今回は“ホームラン特集”ということで、本塁打に関連する「AB/HR」を取り上げる。

「AB/HR」とは・・・“At Bats per Home Run”の略で、本塁打が出るまでにかかる打数の平均を表す。(打数)÷(本塁打数)で求められる。昨季本塁打王・杉本裕太郎選手の昨シーズン数値は“14.94”。

【AB/HRランキング】(規定打席到達者のみ)
1位 西川遥輝選手 22.33、67打数 3本塁打
2位 石井一成選手 22.67、68打数 3本塁打
3位 浅村栄斗選手 23.67、71打数 3本塁打

 数値上では、今季最も本塁打のペースが高いのは東北楽天の西川遥輝選手。西川選手は今季、4月6日に移籍後初本塁打を放つと、16日、17日は2試合連発と数字を伸ばしてきた。打率.343、15打点はともにリーグ2位タイと、気は早いが三冠王も視野に入るスタートダッシュを決めた。

西川選手の動画:【恩返しハルキ】西川遥輝『古巣相手に“走攻守で大暴れ”』

 また、同じく東北楽天の浅村栄斗選手も同水準の成績を残している。20日の北海道日本ハム戦で待望の今季1号を放つと、現在5試合連続安打中。その直近5試合での打撃成績は、16打数11安打3本塁打と大暴れしており、シーズン打率も.338まで上げている。18打点では西川選手を上回り1位、打率.338は西川選手に次いで3位(1位は松本剛選手の.389)と、こちらも好ペースだ。

 そんな浅村選手を抑え、「AB/HR」でわずかに上回るのは石井一成選手。北海道日本ハムは、チームとして本塁打数だけでなく「AB/HR」でも“37.57”と、パ・リーグ6球団でトップに立っている(2位は東北楽天の41.40)。チームは最下位だが、打線の勢いで上位進出を図っていきたい。

今週のパ・リーグ見どころ

 開幕から早くも1カ月が経過し、各球団、選手ともに好不調さまざまだ。現在パ・リーグでは東北楽天が首位に立ち、2位から福岡ソフトバンクが追っている。勝ち越しているのはこの2チームのみで、3位以下は負け越し。6位の北海道日本ハムも徐々に調子を上げるなど、混戦の予感が漂う。

 ここまでは山本由伸投手の自身連勝記録や、佐々木朗希投手の連続無安打無得点記録など、記録で賑わってきた4月のパ・リーグだったがともに先週でストップ。だが記録はいつか止まるもの。ここから新たな記録が生まれたり、個人だけではなくチームの戦いもさらにヒートアップしていくことだろう。4月は残り1週あるが、4月の「Mondayパ」は今週で終了。次回5月は再び“初”記録を特集していく。

文・小野寺穂高

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