パ・リーグ6球団公式ウェブマガジン「パ・リーグ インサイト」では、オフシーズンもパ・リーグをお楽しみいただけるよう、2025シーズンの印象的なプレーに動画を添えてお届け！ 月曜から金曜まで各曜日ごとのテーマに沿って毎日更新中です！
月曜日・・・心に刻まれる「プロ初記録・節目の記録」特集
火曜日・・・緊迫感あふれる「完封・火消し」特集
水曜日・・・野球の華！「ホームラン」特集
木曜日・・・思わずうなる！「ファインプレー」特集
金曜日・・・劇的な幕切れ！「サヨナラ」特集
12月1日（月）のきょうは、東北楽天・浅村栄斗選手が今シーズン達成した3つの記録を振り返ります。
平成生まれでは初となる金字塔も
まずは4月22日、エスコンフィールドでの北海道日本ハムとの4回戦。1点を追う8回表、先頭で打席に立った浅村選手は、北海道日本ハムの2番手・杉浦稔大投手の代わり端を捉えました。カウント1-2からの4球目、外角のストレートを逆らわずに打つと、打球はライトのブルペンへ。終盤に放った同点の一発で、史上47人目となる通算300本塁打を達成しました。
続いては5月24日、楽天モバイルパーク宮城で行われた北海道日本ハムとの10回戦。前日に18打席ぶりとなる1999安打目を放ち、節目の記録に王手をかけた浅村選手は「3番・一塁手」でスタメン出場します。
待望の瞬間は初回、小深田大翔選手の安打と盗塁で1死2塁と好機で迎えた第1打席。カウント2-2から、相手先発・山崎福也投手が投じた5球目を逆方向へ弾き返します。打球は二塁手の頭上を越える先制タイムリーとなりました。
34歳6カ月での通算2000本安打達成は史上7番目の若さ。東北楽天では2015年、松井稼頭央氏以来となる球団史上2人目です。
そして、シーズン最終盤の9月26日、楽天モバイルパーク宮城で行われた福岡ソフトバンクとの25回戦。初回、1点を先制した直後に2死1塁で第1打席を迎えた浅村選手。相手先発・上沢直之投手が投じた真ん中のストレートを捉えると、打球は高々と上がりセンター後方へ。捕球を試みた中堅手・牧原大成選手の頭上をわずかに越え、フェンス直撃の適時二塁打になりました。
この一打でNPB史上49人目となる通算350二塁打に。まさに記録づくしのシーズンを送りました。チームは新戦力が続々と台頭しているなか、来季プロ18年目を迎えるベテランの打棒にも期待がかかります。
明日12月2日（火）は、緊迫感あふれる「完封・火消し」を特集予定。来季、MLB挑戦を表明している埼玉西武・今井達也投手の完封勝利、全3試合を振り返ります。
