愛斗が攻守に活躍&渡邉勇太朗が3回無失点の好救援。埼玉西武が引き分けに持ち込む

パ・リーグ インサイト

2021.6.9(水) 21:36

埼玉西武ライオンズ・愛斗選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・愛斗選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月9日、メットライフドームで行われた埼玉西武と横浜DeNAの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第2回戦は、8対8で引き分け。カード勝ち越しは3戦目に持ち越しとなった。

 埼玉西武は初回、先発のダーモディ投手がオースティン選手に12号2ランを被弾するなど、不安定な立ち上がりを攻められて3点を奪われる。打線は2回裏に8番・愛斗選手の適時二塁打で1点差とするも、ダーモディ投手は3回表にも1点を失い、続く4回表に無死1、3塁のピンチを招いて降板。後を受けた森脇亮介投手も2本の適時打を許すなど粘り切れず、この回4点を失う。

 打線は4回裏に1死2塁から、愛斗選手と山田遥楓選手に2者連続となる適時打が生まれ、2点を返す。4点差で迎えた5回表は、地元・埼玉出身の渡邉勇太朗投手がプロ初登板のマウンドへ。愛斗選手の好捕が生まれるなど、守備にも助けられてこの回を完璧に抑え込むと、続く6回表、7回表も続投し無失点に抑える。渡邉投手は3イニングを投げて43球2安打2奪三振1四球無失点の好リリーフでデビュー登板を飾った。

 すると6回裏、渡邉投手の好投に応えて打線が奮起する。2死からスパンジェンバーグ選手と愛斗選手の連打で2、3塁の好機を演出すると、山田選手に右中間を破る適時二塁打が生まれ、2点差に。さらに7回裏、2死2塁からメヒア選手の適時二塁打、続く呉念庭選手にも適時打が飛び出し、同点に追い付いた。

 試合を振り出しに戻した埼玉西武は、8回表をギャレット投手が3人で抑え込み、流れを手放さない。同点で迎えた9回表は平良海馬投手が登板、ピンチを招きながらも無失点で切り抜けた。しかし、直後の9回裏の攻撃では横浜DeNAの守護神・三嶋一輝投手から得点を挙げられず。8対8で試合終了。

 埼玉西武は、渡邉投手が最速151km/hの直球を武器に見事なリリーフを披露。「緊張しました! この結果を続けていくことが一番大事だと思っています。また次回から切り替えて、この投球を続けていきたいです」とプロ初登板を振り返った。

 打線では、愛斗選手が2打席連続適時打を含む3安打3打点の大活躍。5回表の好守については「後輩が投げるときはいつも以上に集中して守備に就いています。 この1回に選手人生がかかっていますし、若手はやっぱり結果が欲しいので、いつも全力で守っています」と頼もしいコメントを残した。また、山田選手も3安打3打点をマーク。「猛打賞は初めてですね!うれしいです」と満面の笑みで自身の固め打ちを振り返った。

  123456789 計
デ 301400000 8
西 020202200 8

デ 中川虎大-砂田毅樹-三上朋也-エスコバー-山崎康晃-三嶋一輝
西 ダーモディ-森脇亮介-渡邉勇太朗-ギャレット-平良海馬

文・和田信

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