6月9日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと阪神の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第2回戦は、3対10で北海道日本ハムが敗戦。前日に続く連敗を喫し、カード負け越しが確定した。
北海道日本ハムは初回、先頭の淺間大基選手が安打で出塁すると、近藤健介選手の適時二塁打で幸先よく1点を先制。追い付かれて迎えた2回裏には、6番・渡邉諒選手が無死から四球で出塁し、9番・清水優心選手の安打などで2死1、3塁の好機をつくったが、後続が打ち取られ勝ち越しとはならなかった。
先発の加藤貴之投手は、初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がり。しかし2回表、味方の失策も絡み1点を失うと、同点で迎えた4回表にはマルテ選手の適時打で勝ち越される。さらにサンズ選手、北條史也選手に適時二塁打を浴び、この回4点を失った。続く5回表には1死1、3塁のピンチを招き降板。古巣相手に初登板となった2番手・谷川昌希投手だったが、佐藤輝明選手、サンズ選手の適時二塁打などでスコアを1対9とされ、さらにリードを広げられた。
打線は5回裏、淺間選手、高濱祐仁選手の連打で1死2、3塁とし、3番・西川遥輝選手の犠飛で1点を返す。6回裏にも清水選手の適時打で3対9とするも、7回表に3番手・玉井大翔投手がサンズ選手に適時二塁打を許し、再び7点差に。そのまま迎えた9回裏は、この日誕生日の代打・大田泰示選手からの攻撃となったが、得点できず3対10で試合終了。
北海道日本ハムの先発・加藤貴之投手は、4.1回82球8安打2奪三振無四死球7失点(自責点6)の投球。強力阪神打線に中盤捕まり、断ち切ることができずにビックイニングを許してしまった。野手陣は淺間選手、清水選手がマルチ安打を放ったが、守備では2失策がいずれも失点に結び付くなど精彩を欠いた。
123456789 計
神 010440100 10
日 100011000 3
神 ○秋山拓巳-及川雅貴-齋藤友貴哉-エドワーズ
日 ●加藤貴之-谷川昌希-玉井大翔-宮西尚生-西村天裕
文・鈴木優菜
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