9月21日から9月25日の間、「パーソル パ・リーグTV」ではイースタン・リーグ8試合、ウエスタン・リーグ3試合を配信した。「ウィークリーファーム」では、この1週間に配信された試合から、注目シーンをピックアップしてお届けする。
イースタン・リーグ
東北楽天は24日、埼玉西武に2対1で勝利しイースタン・リーグ優勝を決めた。ファームで好投を続けてきた先発・松井友飛投手は、序盤の3回をパーフェクトに抑える。6回裏に1点を失ったが、黒川史陽選手の犠飛、マーキ選手の適時打で挙げた2点を救援陣も守り切り、2年ぶり3度目のリーグ制覇を達成。マウンドには歓喜の輪がつくられ、三木肇二軍監督が8度宙に舞った。
25日は、埼玉西武・仲三河優太選手がランニングホームランをマーク。2点を追う2回裏、先頭で打席に立つと、東北楽天・小峯新陸投手の初球をスイング。打ち上げた打球は、スライディングキャッチを試みた左翼手・マルモレホス選手の横を抜ける。ボールが転々とする間に、仲三河選手は大激走し本塁を陥れた。
千葉ロッテでは、菅野剛士選手が打撃好調だ。22日の東北楽天戦で、サヨナラ2ランを含む3打席連続本塁打を放ち、チームの連敗ストップに貢献すると、翌23日の巨人戦ではマルチ安打を記録し気を吐いた。ファームでの打率を3割目前の.299まで上げている。
ウエスタン・リーグ
24日の広島戦、福岡ソフトバンク・リチャード選手が26号本塁打を放った。2点ビハインドで迎えた8回裏、相手投手の直球を完璧に捉え、反撃の一発をレフトへ運ぶ。この本塁打で、城島健司氏が持つウエスタン・リーグのシーズン最多記録(1996年・25本塁打)を26年ぶりに更新。さらに、25日の試合でも2本のアーチを描き、その数を「28」に伸ばしている。
また24日は、松田宣浩選手にも今季公式戦初本塁打となる逆転2ランが生まれた。試合後には「若鷹スピーチ」に登場した松田選手。「若鷹スピーチ初めての17年目、39歳になりました松田です!」と切り出し、リチャード選手の快挙を称賛した。
◇「ウィークリーファーム」過去の記事はこちら
文・高橋優奈
試合詳細はこちらからチェック!
・【9/22 M-E】菅野剛士の3打席連続本塁打でサヨナラ! 千葉ロッテが連敗脱出
・【9/24 L-E】松井友飛が6回1失点の好投。東北楽天が2年ぶり3度目のリーグ制覇
・【9/24 H-C】リチャードがウ・リーグ新記録の26号! 松田宣浩の一発で鷹が逆転勝利
・【9/25 L-E】黒川史陽が3安打1打点。横尾俊建の6号2ランなどで東北楽天が勝利
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