8月12日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と埼玉西武の第18回戦は、5対1で埼玉西武が勝利。
埼玉西武は2回表、先頭の中村剛也選手が通算450号となるソロ本塁打を放ち、先制に成功。中村選手はこのアーチで通算1000得点を同時に達成した。先発の今井達也投手も5回までをわずか2安打無失点に抑える好投で、1点のリードを守り抜く。
追加点が欲しい打線は6回表、2死1塁から山川穂高選手が34号2ランを放ち追加点を挙げる。7回表にも柘植世那選手、長谷川信哉選手の連打などで1死2、3塁の好機をつくると、外崎修汰選手が2点適時打を放ち、点差を5点に広げた。
今井投手は7回表、簡単に2死を奪うも、右手からの出血の影響で6.2回112球2安打3四死球9奪三振無失点で降板。後を継いだ公文克彦投手も四球を与え2死満塁のピンチを招いたが、後続を打ち取りここをしのいだ。
8回裏は本田圭佑投手が1失点しながらも、最少失点で東北楽天の反撃をかわす。9回裏は水上由伸投手が登板し、3者凡退に抑える好投で試合を締めた。
勝利した埼玉西武は今井投手が3勝目をマーク。「序盤からいつも以上にゾーンに投げ込むことができた」と好投の要因を振り返った。打っては中村選手、山川選手の本塁打攻勢でリードを広げ、試合を優位に進めた。
一方敗れた東北楽天は、先発の岸孝之投手が6.1回113球10安打5失点の投球内容で6敗目。打線も今井投手の前に沈黙し、12連敗中と苦しむ金曜日の連敗を止めることはできなかった。なお、ドラフト7位ルーキーの吉川雄大投手が9回表にプロ初登板を果たし、3者凡退に抑える好投を見せた。
123456789 計
西 010002200 5
楽 000000010 1
西 ○今井達也-公文克彦-本田圭佑-水上由伸
楽 ●岸孝之-宮森智志-小峯新陸-吉川雄大
文・小野寺穂高
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