2月20日、アイビースタジアムで行われた福岡ソフトバンクの紅白戦は、4対0で白組が勝利した。
白組の先発は、開幕投手に任命されている千賀滉大投手。初回から、球場表示で最速158km/hをマークするなど2三振を奪う好投を見せる。2回裏は1死1、2塁のピンチを背負うも、併殺打でピンチを脱した。対する紅組の先発・石川柊太投手も2回無安打無失点の投球内容と、先発陣の柱を期待される両投手が好調をうかがわせた。
試合が動いたのは3回裏、紅組の2番手・東浜巨投手から2死1、3塁とすると、一走の高田知季選手と三走の柳町達投手が重盗をしかけて見事成功。リードした白組は、3回表、4回表を和田毅投手が2回1安打無失点の好投でつないだ。
中盤以降は、開幕に向けてアピールしたい若手が躍動した。投手陣では先発ローテーション入りを狙う白組・杉山一樹投手が2回を無失点の投球を披露。4番手で登板の育成・藤井皓哉投手は三森大貴選手、佐藤直樹選手、栗原陵矢選手から3者連続三振を奪い、支配下登録へ大きく前進した。
6回裏、7回裏には紅組・笠谷俊介投手に対し、柳町達選手、牧原大成選手、今宮健太選手から適時打が生まれ3点を追加。終盤は育成の重田倫明投手、中村亮太投手はそれぞれ1回無失点の好投でつなぎ、リードを守った。紅組も椎野新投手、尾形崇斗投手が無失点に抑え、スコアは4対0のまま白組リードで試合終了。
投手陣では、開幕ローテーション入りがほぼ確実視されている千賀投手、石川投手、和田毅投手、東浜巨投手が2イニングずつ登板し、それぞれ好投を披露。笠谷俊介投手は2回3失点と課題が残った。一方の打線はリチャード選手や野村大樹選手など、右の大砲に長打が生まれ、柳町達選手にも適時打が飛び出すなど、若手を中心に躍動した。
123456789 計
紅 000000000 0
白 001001200 4
紅 石川柊太-東浜巨-嘉弥真新也-笠谷俊介-椎野新-尾形崇斗
白 千賀滉大-和田毅-杉山一樹-藤井皓哉-重田倫明-中村亮太
文・小野寺穂高
関連リンク
記事提供: