6月20日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAと千葉ロッテの「日本生命セ・パ交流戦 2025」第1回戦は、6対1で千葉ロッテが快勝した。

　1回表、藤原恭大選手の二塁打と池田来翔選手の内野安打で1死1、3塁とし、4番・山本大斗選手が先制適時打を放つ。なおも2死満塁とチャンスを広げると、西川史礁選手が「満塁で大量得点を取れるチャンスだったので次につなぐ気持ちでしっかり行くことができました」と、レフト前へ2点適時打。初回から3点を先行、3回表には山本選手に7号ソロが飛び出した。

　先発・石川柊太投手は初回、佐野恵太選手に四球を与えるも続く筒香嘉智選手を併殺に打ち取る。その後も打たせて取る投球で横浜DeNA打線を翻ろう。5回裏に犠飛で1点を返されたが、6回1安打1四球1奪三振1失点の快投だった。

　7回裏に登板した2番手・横山陸人投手は筒香選手、牧秀悟選手から連続三振を奪う好リリーフ。8回裏、3番手・鈴木昭汰投手も危なげなく抑える。すると、打線は9回表に押し出しで2点を加え5点差に。そして9回裏を八木彬投手が3者凡退で締めた。

　連敗を止めた千葉ロッテは石川柊投手が2勝目をマーク。打線は2桁安打を記録。2打点した山本選手がプロ入り初となる4安打、西川選手は2安打2打点で5月2日以来となる複数安打の活躍だった。

　 １２３４５６７８９ 計
ロ ３０１０００００２ ６
デ ００００１００００ １

ロ ○石川柊太-横山陸人-鈴木昭汰-八木彬
デ ●ケイ-宮城滝太-マルセリーノ-岩田将貴-颯

文・菊地綾子