6月13日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと東京ヤクルトの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、4対6で福岡ソフトバンクが敗戦。東京ヤクルトに対してカード3連敗を喫し、5勝9敗4分という成績で交流戦を終えた。
福岡ソフトバンク先発・和田毅投手は初回、3連打で先制されると、4回表には村上宗隆選手の20号2ランと宮本丈選手の適時二塁打、5回表には山田哲人選手に17号2ランを許し、6点を追いかける展開に。
打線は東京ヤクルト先発・高橋奎二投手の勢いのある直球をなかなか捉え切れず、4回まで無安打に抑えられる。それでも5回裏、7番・バレンティン選手が変化球を捉え、打球はレフトスタンドへ。これはNPB通算1000安打を300号弾で飾るメモリアルな一発に。
バレンティン選手は記録について、「両記録寸前で時間はかかってしまったが、いままで積み重ねてきた数字なので素直に嬉しいよ。一振りで1000安打、300号と同時に決めることが出来たし、古巣ヤクルトの前で決められたことも良かった。これからもチームの勝ちにつながる一本を打ち続けて貢献していきたいと思う」とコメントした。
福岡ソフトバンクは、松本裕樹投手、田浦文丸投手ら救援陣が無失点で粘ると、7回裏、代わった石山泰稚投手からバレンティン選手が2打席連発となる4号2ランを右中間スタンドに叩き込み、3点差に。8回裏には、3番手・清水昇投手から川島慶三選手が2号ソロを放ち、2点差に詰め寄るも、反撃はここまで。最終回はマクガフ投手に抑えられ、試合終了。
敗北を喫した福岡ソフトバンクは、先発した和田投手が5回途中6失点と悔しいマウンドに。打線はバレンティン選手に2本の本塁打、川島慶三選手に本塁打が生まれたものの、つながりを欠き、負け越しを「4」として「日本生命セ・パ交流戦 2021」の全日程を終了した。
123456789 計
ヤ 100320000 6
ソ 000010210 4
ヤ ○高橋奎二-石山泰稚-清水昇-Sマクガフ
ソ ●和田毅-松本裕樹-田浦文丸-津森宥紀-泉圭輔
文・岩井惇
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