6月13日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと広島の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、9対8でオリックスがサヨナラ勝ち。引き分けを挟んで6連勝で、2位・福岡ソフトバンクとはゲーム差なしに迫った。
オリックスの先発・増井浩俊投手は初回、菊池涼介選手の先頭打者本塁打と會澤翼選手の2点適時二塁打で3点を先制される。打線は直後の1回裏に4番・杉本裕太郎選手の13号2ランで詰め寄るも、2回表には広島・小園海斗選手に適時二塁打を許し、スコアは2対4に。
それでも3回裏、オリックス打線が猛攻を見せる。先頭の9番・紅林弘太郎選手の安打を皮切りに無死満塁の好機をつくると、3番・吉田正尚選手の適時打と4番・杉本裕太郎選手の適時打で同点に。なおも満塁の場面で、5番・ロメロ選手がレフト線へ勝ち越しとなる2点適時二塁打を放つと、8番・伏見寅威選手にも2点適時打が飛び出し、この回6得点。打者10人の猛攻で8対4と試合をひっくり返した。
頼もしい援護を受けた増井投手は、3回以降4イニング連続で広島打線を0に抑える尻上がりの投球を見せ、6回97球6安打6奪三振1四球4失点(自責2)で中継ぎ陣へバトンタッチ。しかし8回表、3番手・富山凌雅投手が鈴木誠也選手に8号ソロを浴び、3点差に迫られると、9回表に広島打線の猛攻に遭う。
4番手・K-鈴木投手がマウンドに上がるが、1死2、3塁から菊池選手の適時打で2点差に。ここでヒギンス投手を投入するも、2死2、3塁から小園選手に2点適時打を許し、8対8と同点に追い付かれてしまう。なおも2死1、3塁と勝ち越しのピンチを招いたが、ここは坂倉将吾選手を二直に抑え、逆転は許さない。
引き分けで終わるわけにはいかないオリックスはその裏、開幕から22試合連続無失点中の広島・栗林良吏投手に対して、先頭の福田周平選手が四球を選ぶと、続く宗佑磨選手がきっちり送り、チャンスメイク。なおも2つの四球で2死満塁と一打サヨナラの好機をつくると、6番・T-岡田選手が直球をライト前へ運び、9対8でサヨナラ勝利。
増井投手は3勝目の権利を持って降板するも、最終回に追いつかれ勝ち負け付かず。一方、最終回に打線が粘りを見せ、見事サヨナラ勝ちで交流戦を締めくくった。
123456789 計
広 310000013 8
オ 206000001X 9X
広 高橋昂也-菊池保則-島内颯太郎-高橋樹也-●栗林良吏
オ 増井浩俊-山田修義-富山凌雅-K-鈴木-○ヒギンス
文・岩井惇
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