6月13日、メットライフドームで行われた埼玉西武と中日の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、4対3で埼玉西武が勝利した。
埼玉西武は初回、「初球からどんどん行こうと思って打席に入りました」と岸潤一郎選手が初球先頭打者本塁打を放ち、1点を先制。5月20日以来の登板となった先発のニール投手も、序盤3回を1安打無失点に抑える上々の立ち上がりを見せる。
追加点が欲しい打線は4回裏、先頭の金子侑司選手が安打で出塁すると、1死から4番・呉念庭選手も安打でつなぎ、1死1、3塁のチャンスをつくる。ここで5番・山川穂高選手が犠飛、続く6番・スパンジェンバーグ選手が適時打を放ち、2点を追加。スコアを3対0とした。
5回まで2安打無失点の快投を見せていたニール投手だが、6回表に連打で1死1、3塁のピンチを招くと、併殺崩れの間に1点を返される。続く打者にも安打を許し2死1、2塁となるが、ここは3番・高橋周平選手をニゴロに打ち取り最小失点で切り抜けた。結局ニール投手はこの回限りで降板。6回5安打無四死球1失点の内容だった。
7回表からは宮川哲投手が登板。しかし、先頭の4番・ビシエド選手に死球を与えると、続く福留孝介選手に安打を許し無死1、2塁に。ここで6番・堂上直倫選手に左中間への2点適時二塁打を浴び、同点に追い付かれる。その後のピンチは脱して同点で踏みとどまると、8回表はギャレット投手が3者凡退のピッチングで流れを呼び込む。
直後の8回裏、1死から岸選手が安打で出塁し、犠打と敬遠で2死1、2塁のチャンスを得る。するとここで呉選手が適時打を放ち、勝ち越しに成功。9回表は開幕から31試合連続無失点中の平良海馬投手がマウンドへ。先頭のビシエド選手を内野安打で出すも落ち着いて2死を奪い、最後は代打・木下拓哉選手を空振り三振に打ち取り試合終了。
勝利した埼玉西武は、久々の登板となった先発のニール投手が「自分が思い描いていたような投球をすることができて計画通りだったよ。常に打者相手に有利なカウントで勝負できたということも良かった」と6回1失点の好投。ほとんどのアウトを内野ゴロで奪うという持ち味を存分に生かした投球を見せた。8回表を無失点に抑えたギャレット投手が今季初勝利。6セーブ目を挙げた平良海馬投手は開幕から32試合連続無失点というプロ野球新記録を樹立した。
123456789 計
中 000001200 3
西 10020001X 4
中 ●福谷浩司-福敬登-谷元圭介
西 ニール-宮川哲-○ギャレット-S平良海馬
文・波多野瞭平
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