3月12日、甲子園球場で行われた阪神と埼玉西武のオープン戦は、降雨コールドにより3対3の引き分け。先発の高橋光成投手が序盤のリードを守れず。打線も追加点を挙げることができずにリズムをつかめなかった。
1回表、埼玉西武は1死1塁から3番・森友哉選手が左翼手の頭を越える適時二塁打を放ち、幸先よく先制点を奪う。さらに4番・山川穂高選手も左中間へ適時二塁打を運んで続くと、6番・外崎修汰選手の犠飛で3点目を追加。阪神の先発・藤浪晋太郎投手の立ち上がりを攻め立て、3対0とリードを奪った。
援護をもらった先発・高橋光成投手だったが、1回と2回にそれぞれソロ本塁打浴びて1点差に迫られる。4回裏には四球から1死1、3塁とピンチを招くと、内野ゴロの間に1点を失い、試合は3対3と振り出しに戻った。6回裏は平良海馬投手が登板。安打を許したものの3人で抑える。
一方の打線は2回以降、1安打にとどまるなど阪神の投手陣を攻略できず。攻略の糸口をつかめないまま、7回裏の開始前に序盤から降り続いていた雨足が一層強まり、試合が中断。そのままコールドが宣告され、3対3の引き分けに終わった。
先発の高橋光成投手は5回7安打3奪三振3四球3失点と、再来週に控えた開幕戦に向けて課題の残る登板となった。登板後には「雨の中の登板はシーズン中もあることなので、早い段階で経験できて良かったです。この試合ではできたこと、できなかったこと、それぞれありますが、ボール自体は悪くないかと思います。」と振り返った。
1234567 計
西 3000000 3
神 1101000 3
西 高橋光成-平良海馬
神 藤浪晋太郎-チェン・ウェイン-スアレス
文・成田康史
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