9月12日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の第20回戦は、7対3で埼玉西武が勝利。
埼玉西武の先発は高橋光成投手。2回裏、安打で出塁を許し、2つの暴投でピンチをつくるも後続を連続三振で切り抜ける。その後もストレート、カットボールを軸にしつつ、キレのある変化球を織り交ぜ、相手打線を6回まで2安打無四球無失点と封じ込める。
打線は4回表、先頭の滝澤夏央選手が内野安打で出塁すると、すかさず初球から盗塁を決め、無死2塁のチャンスをつくる。続く外崎修汰選手が先制の適時打を放ち、その後2死から山村崇嘉選手も適時二塁打。天敵・達孝太投手から2点を奪う。
8回表には、2番手・宮西尚生投手から1死1、2塁とし、ネビン選手が追加点となる適時打を放つ。代わった生田目翼投手からも、渡部聖弥選手の適時打、セデーニョ選手の3号3ランが飛び出し、一挙5得点のビッグイニングを演出した。
8回裏には、2死1、3塁のピンチを背負うも、今川優馬選手を一直に打ち取り切り抜ける。完封ペースで9回裏を迎えたものの、レイエス選手に29号ソロを被弾、さらに3連打で満塁とし無念の降板。2番手・黒木優太投手は水谷瞬選手の適時打と併殺の間に2点を失いながらも、反撃を食い止め勝利を収めた。
埼玉西武は11安打7得点の猛攻。打っては西川愛也選手、滝澤選手、外崎選手、山村選手がそれぞれ2安打の活躍。滝澤夏央選手は2盗塁をマークした。高橋光成投手は8.0回116球9安打1本塁打5奪三振3失点で7勝目を手にした。
敗れた北海道日本ハムは、先発・達投手が7回2失点と好投するも、中継ぎ陣が振るわず。打線は9回裏に3点を奪うも、反撃が遅かった。郡司裕也選手は3安打の活躍で、レイエス選手は8月29日以来の29号ソロを放った。
123456789 計
西 000200050 7
日 000000003 3
西 ○高橋光成-黒木優太
日 ●達孝太-宮西尚生-生田目翼-杉浦稔大
文・中川晴一
11安打7得点の猛攻で埼玉西武が勝利 高橋光成は完封逃すも7勝目
パ・リーグ インサイト
2025.9.12(金) 21:01
