10月24日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第19回戦は、4対1で埼玉西武が逆転勝利。試合終盤に中村剛也選手の満塁本塁打で試合を決めた。
東浜巨投手、十亀剣投手の両先発が初回を無失点に抑えた今試合。先制したのは12連勝中と勢いが止まらない福岡ソフトバンクだった。2回裏、7番・牧原大成選手に今季第1号となるソロ本塁打が生まれ、1対0と試合を動かす。
投げては東浜投手が3回表を3者連続三振に切ると、以降もライオンズ打線相手に安打を許さない。7回まで打たれた安打は内野安打による1本のみと、これ以上ない投球でリードを守り抜き、試合は福岡ソフトバンクペースに見えた。
静寂が続いていた試合だったが、終盤に劇的な瞬間が訪れた。好投を見せていた東浜投手からモイネロ投手に代わった8回表。埼玉西武は3四球で1死満塁とすると、ここで満塁にめっぽう強い中村剛也選手へ打席がまわる。この場面で登板した3番手・岩嵜翔投手から中村選手が放った打球は、綺麗な放物線を描き左中間スタンドへと吸い込まれた。ベテランの8号逆転満塁弾で4対1と一気にゲームをひっくり返した。
以降は8回裏を平良海馬投手、そして9回裏を守護神・増田達至投手の勝ち継投で締めて試合終了。勝利した埼玉西武は、十亀投手が3回2安打1失点の内容。後を受けた平井克典投手、小川龍也投手、ギャレット投手、森脇亮介投手の救援陣は、逆転勝利を呼び込む無失点リレーを見せ、2位・千葉ロッテとのゲーム差を「2」に縮めた。
一方敗れた福岡ソフトバンクは、東浜投手が7回1安打無四死球無失点の好投を見せたが、救援陣が逆転を許した。打線は3回裏、6回裏と得点圏に走者を置きながらも、あと1本が出ず、連勝は「12」でストップした。
123456789 計
西 000000040 4
ソ 010000000 1
西 十亀剣-平井克典-小川龍也-ギャレット-○森脇亮介-平良海馬-S増田達至
ソ 東浜巨-●モイネロ-岩嵜翔-高橋礼
文・北嶋楓香
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