平井克典~パ・リーグ新記録の81試合登板を数えた鉄腕~(埼玉西武ライオンズ)【インサイト的選手名鑑】

パ・リーグ インサイト 望月遼太

2020.2.28(金) 18:52

埼玉西武ライオンズ・平井克典投手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・平井克典投手(C)パーソル パ・リーグTV

平井克典(ひらい・かつのり)/投手

#25/1991年12月20日生まれ
180cm・86kg/右投右打


 静岡・飛龍高校、愛知産業大学、Honda鈴鹿を経て、2016年ドラフト5位でプロ入り。サイドスローから繰り出す鋭く曲がるスライダーを軸に、力のある速球やカットボール、シュート等を交える投球スタイルで、回跨ぎや緊急登板にも応えるタフさも兼ね備えている。

 ルーキーイヤーの2017年から主にビハインドの試合を引き締める中継ぎとして一軍に定着し、42試合で2勝0敗4ホールド、防御率2.40と与えられた役割を全うした。開幕からセットアッパーとして起用された翌2018年には中盤にかけ絶不調に陥いるも、再調整で安定感を取り戻し、勝負所の終盤戦に大活躍。最終的には64試合で21ホールド、防御率も3.40と自らの役割を果たして、リーグ優勝にも大きく貢献した。

 2019年は開幕からイニング跨ぎもいとわずに大車輪の活躍を見せ、ハイペースで登板を重ねた。同年9月20日に稲尾和久氏が持つパ・リーグ記録のシーズン78登板に並ぶと、翌日にも登板し記録を更新。最終的に81登板を果たし、パ・リーグ新記録を樹立した。フル回転で5勝4敗36ホールド、防御率3.50の成績を残し、連覇の立役者となった。

 2020年も勝ちパターンの一角としてスタートしたが、打ち込まれる場面も目立ち、防御率4.18、7ホールドと悔しいシーズンに。しかし8月20日のオリックス戦でプロ初先発を務め、5回無失点の好投で勝利を挙げると、その後も3試合に先発。結果こそ出なかったが新たな可能性を感じさせた。オフには先発本格挑戦を志願。競争に勝ち残り、新たなポジションで活躍できるか。

【2020年一軍成績】
41試合5勝5敗7H 60.1回 53奪三振、防御率4.18 WHIP1.38


(2021/1/21追記)

文・望月遼太

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変則右腕のオールドルーキー。平井投手が埼玉西武のブルペンを静かに支える
大学・社会人を経て25歳でプロ入りした平井投手は、即戦力としての期待に応えて1年目から活躍を見せた。

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今季から埼玉西武の選手会長補佐を務める平井投手は、春季キャンプ期間中に選手会長の増田達至投手と対談を行った。キャンプでの取り組みや会長補佐就任時のやり取り、好きな食べ物といった話題についてのトークが繰り広げられている。

☆平井克典投手の動画はこちらから!

記事提供:

パ・リーグ インサイト 望月遼太

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