
福岡移転後初となるパ・リーグ3連覇を成し遂げ、「パーソル CS パ」ファイナルステージも突破した福岡ソフトバンク。2年連続の日本一を目指す戦いを控えるなか、10月22日に「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が行われる。
1年前の秋、福岡ソフトバンクに指名され入団に至ったのは支配下4選手、育成8選手。今回は、リーグ優勝に貢献した鈴木豪太投手など、一軍デビューを果たした選手たちのルーキーイヤーを振り返る。
鈴木豪太が1球火消しでプロ初勝利、高橋隆慶は代打で初本塁打
ドラフト2位・稲川竜汰投手(九州共立大)は、オープン戦で4試合連続無失点とアピールし開幕一軍入り。4月1日・東北楽天戦、5点リードの最終回にプロ初登板を果たした。ところが、2四球と2つの暴投で1失点。1イニングを投げきれず、苦いデビュー戦となった。7月には左膝外側半月板形成術を受けた。
ドラフト3位・鈴木豪太投手(大阪商業大)も稲川投手とともに開幕一軍入り。プロ初登板は4月7日・埼玉西武戦、3点ビハインドの9回表。先頭の源田壮亮選手に四球を与えたが、続く岸潤一郎選手を併殺に打ち取る。最後は仲三優太選手からプロ初奪三振を記録し、無失点で初登板を終えた。
4月下旬にファーム調整を挟んで5月に再昇格。5月20日・オリックス戦から7月11日・東北楽天戦まで13試合連続無失点と結果を残した。6月25日・オリックス戦では同点の6回表、1死満塁のピンチを1球で併殺打に仕留めると、直後に味方が勝ち越し。15登板目でプロ初白星を手にした。6月28日・千葉ロッテ戦ではプロ初ホールドも記録。
プロ1年目からチーム6位の40試合に登板し4勝1敗、5ホールド、防御率1.74の好成績を残した。リーグ優勝の記者会見では、小久保監督が「ルーキーとは思えないような落ち着きで、非常に安定したピッチング」と鈴木豪投手の名前を挙げるほどの活躍ぶり。「パーソル CS パ」ファイナルステージでも、第1戦でチームの逆転の流れをつくる好リリーフを披露した。
ドラフト5位・高橋隆慶選手(JR東日本)は5月31日・広島戦、「8番・一塁手」でプロ初出場・初スタメンに抜てきされたが、3三振を喫してしまった。続くプロ2試合目の出場は、代打で起用された6月5日・横浜DeNA戦。9回表、2死走者なしの場面で変化球を思い切り打ち上げてレフトスタンドへ。悔しいデビュー戦をバネに、プロ初安打を初ホームランで飾った。
プロ1年目は4試合出場にとどまるも、6打数2安打1本塁打。ファームでは西地区2位の98試合に出場、打率.244、3本塁打、出塁率.343の成績を残しており、来季の飛躍に期待したい。
育成ドラフト8位で入団した北斗投手(中央大)は、準硬式野球出身というキャリアで注目された右腕。ファームで6月に1失点完投勝利を挙げるなどアピールが実り、7月1日に支配下契約を結んだ。プロ初登板・初先発となった7月4日・千葉ロッテ戦は2回8失点で初黒星。それでもファームで14試合、3勝1敗、防御率2.61と上々の数字を残している。