
昨季5位からの大躍進を遂げ、7年ぶりに本拠地での「パーソル CS パ」を迎えた埼玉西武。惜しくもファーストステージ敗退となったが、さらなるチーム強化に向け10月22日に開催される「2026 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が迫っている。
2025年のドラフト会議で指名された“ルーキー”たちは、1年目のシーズンをどのように過ごしたのか。小島大河選手、岩城颯空投手ら、快進撃を支えた5選手をピックアップ。動画とともに、今季の活躍を振り返る。
小島大河が明大同期からプロ初安打 岩城颯空は開幕守護神に指名
球団24年ぶり大卒捕手1位指名を受けた小島選手は3月27日、千葉ロッテとの開幕戦に「9番・捕手」で先発出場。明治大学同期・毛利海大投手との対戦も、第1打席で低めの変化球をうまく捉え、一二塁間をしぶとく破る安打を放った。
デビュー戦でプロ初安打を記録した小島選手は勢いそのままに、同月31日・オリックス戦で今季チーム第1号となるプロ初本塁打をマーク。本拠地で迎えた初めての試合で、12球団新人第1号が飛び出し、開幕から強烈なインパクトを残した。
13試合に出場した5月、プロの世界で高い適応力を見せて月間打率.318。夏場以降、打球に角度がつき始め、7月12日・北海道日本ハム戦では、炭谷銀仁朗選手以来となる球団新人選手20年ぶりの満塁本塁打。8月にも2戦連発が飛び出すなど、月間4本塁打を放った。
シーズン最終盤でも存在感を示し続け、9月6日・福岡ソフトバンク戦では9号3ランを含む1試合4安打の活躍。アーチを架けた試合では9戦無敗、そのうち4本が決勝点になるなど勝負強さを見せた。「パーソル CS パ」ファーストステージでは、3試合全てでスタメン起用。代表経験を持つ古賀悠斗選手が控えるなかで、出場機会を伸ばした。
一軍完走を果たしたプロ1年目。99試合、打率.267(341打数91安打)、9本塁打、40打点の成績を残し、スポーツニッポン新聞社が制定する「2026プロ野球最優秀バッテリー賞」を平良海馬投手とともに受賞。11月12日から開催される「ラグザス アジアプロ野球チャンピオンシップ2026」にも選出された。一方リーグ最下位の盗塁阻止率.208、リーグ2番目の捕逸5は伸びしろ十分。今後ますますのレベルアップに期待が高まる。
中央大学からドラフト2位で入団の岩城投手は、オープン戦6試合に登板し、無安打無失点投球を披露。開幕から守護神の座を掴むと、3月31日・オリックス戦でプロ初登板を迎える。2点リードの9回表、2死1、2塁のピンチを招いたものの最後は西川龍馬選手を見逃し三振に。NPB史上7人目となるプロ初登板で初セーブを挙げた。
岩城投手は、その後も要所を締める投球で大役を担う。5月8日・東北楽天戦では、パ・リーグ史上7人目となる新人選手での10セーブ到達。開幕から登板13試合目での2桁セーブ到達は、パ・リーグ新人選手歴代最速となった。
6月4日・阪神戦までに18セーブを積み上げると、同月9日・広島戦では9回表に流れを呼び込む投球を披露。その裏に長谷川信哉選手のサヨナラタイムリーが飛び出し、うれしいプロ初勝利を飾った。
「マイナビオールスターゲーム2026」では、監督選抜を受けて初出場。富山市民球場で行われた第2戦目、9回表から地元凱旋のマウンドへ。12球団唯一のルーキー選出も、堂々たる投球で無失点に抑えた。1年目の今季は、31試合、2勝1敗、18セーブ、2ホールド、防御率3.52の成績。来季はシーズンを通してブルペンを支えることができるか。
大学日本代表にも選出された秋山俊選手は、中京大学からドラフト3位入団。出場2試合目となった4月11日、千葉ロッテ戦で待望のプロ初安打が生まれる。お立ち台では、「 “3代目秋山” の名前を広げられるように頑張りたいと思います」と力強いコメントを残した。
埼玉県飯能市出身のドラフト4位・堀越啓太投手は、デビュー戦で1失点を喫したものの、最速は156km/hを記録。1イニングを投げきり、大器の片鱗を見せた。また、ドラフト5位・横田蒼和選手は、打率.310でファーム中地区首位打者に。二軍全体でも唯一の3割打者となり、NPB史上4人目となる高卒新人首位打者に輝いた。