パーソル パ・リーグTV公式YouTubeチャンネルでは「株式会社フジ医療器」とコラボレーションし、「パワフル」にまつわる動画を制作している。
153km/h超えの奪三振集、「豪快・確信・特大」の本塁打集に続き、第3弾は「155km/h以上の剛速球を弾き返した安打まとめ」。力と力のぶつかり合いを制した一打をご覧あれ。
※成績は9月4日時点
万波中正:令和の怪物から放ったお手本のようなセンター返し
動画は佐々木朗希投手と万波中正選手の対戦から始まる。
佐々木朗投手が投じた161km/hのストレートに対して、万波選手はコンパクトにセンター返し。まさにお手本のような打撃だった。
今季は自身初の20本塁打に到達し、打点もすでに自己最多と、めきめきと頭角を現している万波選手。打撃のみならず、類まれな強肩と俊足を生かした広い守備範囲でもファンを魅了している。シーズン終盤も攻守にパワフルなプレーを見せてくれるだろう。
小深田大翔:新進気鋭の投手撃ち 鋭くライト線へ運んだ二塁打
東北楽天からは小深田大翔選手をピックアップ。動画で紹介されているのは、オリックスの新進気鋭の剛腕・山下舜平大投手のストレートを捉え、ライト線へ運んだ鋭い二塁打だ。
現在、周東佑京選手を抑えてリーグトップの26盗塁を記録している小深田選手の、力強く2塁まで駆け抜ける姿にも注目してほしい。
金子侑司:剛腕リリーバーを捉えた! 快足も飛ばして3塁へ
埼玉西武は、金子侑司選手が3本取り上げられている。山下投手の直球を弾き返したセンターの右へのヒットに、甲斐野央投手から打った二遊間を抜けるヒット。そして、甲斐野投手の真ん中への直球を強く引っ張り、右翼手が打球処理に手間取る間に、3塁を陥れた一打だ。
8月1日に登録抹消となったが、現在ファームで6試合連続安打と調子は上向きだ。再び一軍でその姿を見られることに期待しよう。
角中勝也:ベテランの勝負強さは健在
続いては、千葉ロッテ・角中勝也選手。広島のセットアッパー左腕・ターリー投手から放った、左中間を真っ二つに割る同点適時二塁打が紹介されている。
7月24日には代打で出場し、福岡ソフトバンクの守護神・オスナ投手からサヨナラ弾を放つと、8月は月間打率.419をマーク。首位を追走するチームには、頼れるベテランの存在が欠かせない。
宗佑磨:開幕戦を制した“ムネアツ”な一発
オリックス・宗佑磨選手は4本のヒットが取り上げられており、そのうちの3本が長打だった。
なかでも、特筆すべきは3月31日のシーズン開幕戦、10回表に放った勝ち越し弾。埼玉西武・ティノコ投手の来日初球、157km/hの速球を振り抜き右翼席へ運んだ一発だ。これが決勝点となり、チームは延長戦勝利を収めた。
宗選手といえばダイナミックな守備も魅力だが、シャープな打撃にも注目を。
中村晃:安打製造機の一打は「さすが」の一言
最後に、福岡ソフトバンクから中村晃選手をピックアップ。カウント0-2と追い込まれながらも、佐々木朗投手が外角に投じた163lm/hのストレートを流し打ちするなど、さすがの打撃を披露している。
リードオフマンやクリーンナップとしても起用され、ここまでリーグ2位の127安打を記録。残りのシーズンも鮮やかなヒットを量産すること間違いなしだ。
文・高橋優奈
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