6月10日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天と中日の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は、6対2で楽天が勝利しカード勝ち越しを決めた。
先に試合を動かしたのは楽天打線。2巡目を迎えた3回裏、先頭の小深田大翔選手と続く鈴木大地選手の連打で、無死1、3塁の好機を主軸の前に演出する。「チャンスで打てて良かった」と、3番・浅村栄斗選手の適時打で先制した。さらに5番・岡島豪郎選手も中日の先発・勝野昌慶投手を強襲する適時内野安打で続き、楽天が2点を先行する。
一方楽天の先発・瀧中瞭太投手は序盤を無失点で切り抜ける立ち上がり。先制点の援護をもらった直後の4回表は福留孝介選手に適時打を浴び、なおも2死1、3塁のピンチを背負ったがここは後続を抑え、踏みとどまる。するとその裏に鈴木大地選手の3号2ランが生まれ、リードを3点に広げた。
瀧中投手は5回表にも1失点を喫するも最少失点に抑え、この回で降板。5回7安打2失点の粘投で試合をつくった。6回表は安樂智大投手が登板し、得点圏に走者を背負いながらも無失点で切り抜ける。6回裏には1死1、3塁の好機から島内宏明選手の犠飛で1点を追加。スコアを5対2として試合は終盤へ。
7回表は酒居知史投手、8回表は宋家豪と盤石のリリーフ陣が中日打線を寄せ付けず。8回裏には四球とワイルドピッチなど、無安打で1点を追加した。4点差となって迎えた最終回は内間拓馬投手が3人で締める好投を見せ、6対2で試合終了。
勝利した楽天は3カード連続の勝ち越しで交流戦首位タイに返り咲き。3安打の活躍を見せた浅村選手は、この試合で通算1500安打を達成した。また銀次選手は、復帰後2試合連続で安打をマーク。先発の瀧中投手は今季5勝目を挙げている。
123456789 計
中 000110000 2
楽 00220101X 6
中 ●勝野昌慶-ロサリオ-藤嶋健人-近藤廉
楽 ○瀧中瞭太-安樂智大-酒居知史-宋家豪-内間拓馬
文・小野寺穂高
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