島内宏明、浅村栄斗がマルチ安打&複数打点! 打線つながり楽天がカード初戦を制す

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2021.5.3(月) 21:41

東北楽天ゴールデンイーグルス・島内宏明選手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・島内宏明選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月3日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと楽天の第6回戦は、7対4で楽天が勝利。クリーンナップ全員が打点を挙げる理想的な攻撃を見せ、2位・福岡ソフトバンクとのゲーム差を「2」に広げた。

 楽天の先発は、瀧中瞭太投手。初回、先頭の周東佑京選手に安打と盗塁を許して得点圏に進まれると、失策も絡んでこの回3点を失った。しかし、2回以降は一転して立ち直り、アウトを積み重ねていく。味方が逆転に成功した5回を投げ切り、勝ち投手の権利を手にしたところで降板。結局、2回以降は鷹打線を無安打に封じ込め、5回3安打3失点(自責点1)という投球内容だった。

 打線は4回表、1死1、3塁から二ゴロの間にまず1点を返す。続く5回表にも2死1、3塁の好機を作ると、浅村栄斗選手、島内宏明選手の連続適時打で一気に逆転に成功した。島内選手は7回表にも2点を追加する適時二塁打を放ち、6対3と福岡ソフトバンクを突き放した。

 8回裏に栗原陵矢選手の第4号ソロで2点差に詰め寄られるも、直後の9回表、今季ここまで16試合で無失点の泉圭輔選手からディクソン選手が適時二塁打を放ち、再び点差は3点に。9回裏に登板した松井裕樹投手は、2死1、3塁と本塁打で同点という場面でグラシアル選手を迎えたが、フルカウントから右飛に打ち取り、7対4で試合終了。楽天が逆転勝ちを収めた。

 勝利した楽天は、「初回に失点はしたが、そのあとは切り替えて落ち着いて投げられた」と語った先発・瀧中瞭太投手が5回3失点(自責点1)と試合を作った。打線も2安打2打点の浅村栄斗選手と2安打3打点の島内宏明選手を中心に、10安打7得点を奪って力投に応えた。一方敗れた福岡ソフトバンクは、先発した二保旭投手が6.1回6安打5失点(自責点4)。3回までは見事な投球を見せていたが、中盤に捉えられた。幸先よく先制点を奪った打線も2回以降はつながりを欠き、8回裏に栗原陵矢選手の本塁打で1点を返すのみにとどまった。

  123456789 計
楽 000130201 7
ソ 300000010 4

楽 ○瀧中瞭太-福山博之-宋家豪-酒居知史-S松井裕樹
ソ ●二保旭-嘉弥真新也-田浦文丸-泉圭輔

文・吉村穂乃香

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