5月3日、CAR3219フィールドで行われた埼玉西武と楽天のイースタン・リーグ公式戦、第4回戦は4対3で埼玉西武がサヨナラ勝利を収めた。
埼玉西武は1回裏、2死から3番・木村文紀選手が安打で出塁すると、続く4番・山川穂高選手が豪快な2ランを放ち幸先よく先制する。さらに4回裏、先頭の木村選手が本塁打を放ち、3対0とリードを広げた。
埼玉西武の先発はプロ18年目左腕の内海哲也投手。緩い変化球と直球を両コーナーに巧みに投げ分け、ランナーを背負いながらも要所を締め、無失点で相手打線を抑える。援護をもらった直後の2回表も3者凡退とするなど、4回3安打1四球5奪三振無失点の好投でマウンドを降りた。
5回から継投に入った埼玉西武だが、5回表に登板した大窪士夢投手が2点を失い1点差に。6回表にはドラフト2位ルーキーの佐々木健投手が登板。岩見雅紀選手の打球を木村選手がライトゴロに仕留める好プレーも飛び出し、2回を無失点に抑える好リリーフを見せた。しかし、8回表には水上由伸投手が1点を失い、3対3と同点に追い付かれてしまう。
同点で迎えた9回表を赤上優人投手がピンチを招きながらも無失点に抑えると、9回裏、先頭の岸潤一郎選手が安打で出塁。続く綱島龍生も安打でつなぎ、無死1、2塁の好機を作る。このチャンスに途中出場の長谷川信哉選手がサヨナラタイムリーを放ち、試合を決めた。
勝利した埼玉西武は、山川選手と木村選手が一発を放つなど一軍復帰へ順調な調整ぶりを見せた。また、育成選手の長谷川選手が試合を決めるタイムリーを記録。投手陣では先発した内海投手が緩急を上手く使った投球で、4回を無失点に抑えて試合を作った。一方敗れた楽天は、先発した塩見貴洋投手が7回3安打9奪三振3失点の力投を見せたが、3番手の津留崎大成が踏ん張り切れずサヨナラ負けを喫した。
123456789 計
楽 000020010 3
西 200100001X 4
楽 塩見貴洋-牧田和久-●津留崎大成
西 内海哲也-大窪士夢-佐々木健-水上由伸-○赤上優人
文・木村圭
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