藤原恭大と岡大海の2者連続初球本塁打! 今季初の有観客試合は千葉ロッテに軍配

パ・リーグ インサイト

2021.2.27(土) 16:39

千葉ロッテマリーンズ・藤原恭大選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・藤原恭大選手(C)パーソル パ・リーグTV

 2月27日、高知県春野総合運動場で行われた埼玉西武と千葉ロッテの2021年プロ野球プレシーズンマッチは、3対2で千葉ロッテが勝利した。

 千葉ロッテは初回から埼玉西武の先発・浜屋将太投手の立ち上がりを攻める。1番・藤原恭大選手が初球を完璧にとらえて先頭打者本塁打を放つと、続く岡大海選手も高めに浮いた初球を右翼スタンドに運び、わずか2球で2点を先行した。先発の美馬学投手は初回に安打とミスでピンチを招き1点を失うも、続く2回裏を3者凡退に抑え、2回1失点でマウンドを降りた。

 追加点が欲しい千葉ロッテは5回表、埼玉西武の3番手・宮川哲投手に対して藤原選手の二塁打などで1死2、3塁のチャンスをつくると、岡選手の犠飛で3点目を奪う。一方、投手陣は3回から2番手・二木康太投手が2回無失点、3番手の唐川侑己投手が1回を無安打無失点に抑える好投を見せた。

 2点リードで迎えた6回からは4番手として東條大樹投手がマウンドへ上がる。2死から埼玉西武の3番・森友哉選手に高めの甘いボールを右翼スタンドへたたき込まれ、1点差と迫られる。それでも後続を抑え、1回1失点で交代。5番手の佐々木千隼投手は四球で走者を背負ったものの安打は許さず、2回を無失点に抑えた。9回に登板した山本大貴投手は3つの四死球で満塁のピンチを招いたが、埼玉西武のルーキー・ブランドン選手を打ち取り勝利を決めた。

 勝利した千葉ロッテは、1番を務めた藤原選手が先頭打者本塁打含む2安打1四球の活躍。2番の岡選手も本塁打と犠飛で2打点を挙げ、レギュラー奪取へアピールした。一方敗れた埼玉西武は、森選手が本塁打を含む、2安打2打点の活躍。1番の金子侑司選手も2安打を放ち先頭打者の役割を果たした。投手陣は2番手・平良投手が1回を3人で抑える貫禄の投球。4番手の伊藤翔投手は安打を許しながらも3回を無失点に抑える投球を見せた。

  123456789 計
ロ 200010000 3
西 100001000 2

ロ 美馬学-二木康太-唐川侑己-東條大樹-佐々木千隼-山本大貴
西 浜屋将太-平良海馬-宮川哲-伊藤翔-田村伊知郎

文・岡絃哉

campaign

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE