10月29日、メットライフドームで行われた埼玉西武と楽天イーグルスの第22回戦は、13対5で楽天が勝利。14安打13得点と打線がつながり、連敗を「2」で止めた。
楽天は初回、2番・小郷裕哉選手のポール際へ飛び込む4号ソロで先制に成功すると、さらにチャンスを作ったところから、鈴木大地選手が10球粘った末に適時打、渡邊佳明選手にも犠飛が生まれ2点を追加。続く2回表にも、小郷選手、島内宏明選手に適時打が飛び出すなど、序盤に埼玉西武の先発・ニール投手を捉えて5点を奪った。
試合の主導権を握った楽天は3回表、埼玉西武の守備の乱れなどから作った無死1、3塁の好機に田中貴也選手が堅実にスクイズを決めて、さらにリードを広げる。打線の手厚い援護を受けた楽天の先発・辛島航投手は、変化球を主体に要所を締める粘りの投球を披露。5回80球5安打3四死球4奪三振2失点と先発としての役割を果たし、マウンドを降りた。
6回裏から継投に入った楽天は2番手・酒居知史投手が1点を失ったが、直後の7回表、田中貴選手にプロ初となる1号2ランが飛び出すと、8回表には島内選手、渡邊選手の適時打で追加点を挙げ、スコアは11対3に。
7回裏は牧田和久投手、8回裏はD.J.ジョンソン投手がそれぞれ3者凡退でつなぐ。9回裏に2点を失ったが、大差は変わらず試合終了。9回表にも銀次選手の適時打で追加点を挙げた楽天が13対5で勝利した。
勝利した楽天は、辛島投手が今季初勝利。打線では小郷選手が2試合連続の本塁打をマーク。島内選手は4安打2打点、田中貴選手が3安打3打点、渡邊選手も3打点の活躍を見せた。一方敗れた埼玉西武は、先発のニール投手が2回6安打3四球5失点と、2位浮上がかかった試合で役割を果たすことができなかった。打線も9回裏に2点を返したが反撃は及ばず、今カードを2勝1敗で終えた。
123456789 計
楽 321000232 13
西 100101002 5
楽 ○辛島航-酒居知史-牧田和久-D.J.ジョンソン-津留崎大成-福山博之
西 ●ニール-田村伊知郎-ギャレット-國場翼
文・和田信
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