2月29日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムとオリックスのオープン戦は、4対3で北海道日本ハムがサヨナラ勝利。最終回の絶好機を逃さず、劇的勝利を飾った。
北海道日本ハム・有原航平投手、オリックス・山岡泰輔投手と、両チームの開幕投手が先発した試合は2回表、T-岡田選手がソロを放ち、オリックスが先制。有原投手は本塁打で1点を失ったものの、要所を締める投球で3回3安打1四球1失点で降板した。
リードするオリックスは5回表、北海道日本ハムの2番手・ロドリゲス投手から、8番・若月健矢選手、西村凌選手の連打で好機を作り、安達了一選手の適時内野安打で1点を追加。6回表にも同投手から若月選手が適時打を放ち、3対0とリードを広げた。
援護を受けたオリックス先発の山岡投手は、5回1安打1四球無失点の好投を披露。しかし6回裏からマウンドに上がった2番手の村西良太投手が西川遥輝選手、横尾俊建選手に適時打を許し、3対2と1点差に詰め寄られ試合は終盤の攻防へ。
オリックスは7回裏を新外国人・ヒギンス投手が3者凡退で終えると、8回裏は支配下登録を勝ち取った漆原大晟投手がマウンドへ。1死から渡邉諒選手、松本剛選手に連打を浴びたが、後続を打ち取って無失点でつなぐ。
1点を追う北海道日本ハムは9回裏、2四球と内野安打で2死満塁と一打サヨナラの場面を演出する。この場面で、8回裏から代走で出場している杉谷拳士選手が4球目を打ち返すと、打球は右中間を破るサヨナラの2点タイムリーとなり、4対3で試合終了。
勝利した北海道日本ハムは、2番手のロドリゲス投手が3.1回2失点と不安が残る内容。それでも後を受けた生田目翼投手、秋吉亮投手、宮西尚生投手が無失点でつなぐ好リリーフを見せ、最終回の逆転劇へつなげた。敗れたオリックスは、先発した山岡投手が5回無失点と好投し、開幕に向け順調な仕上がり。打線ではT-岡田選手に本塁打が生まれるなど、3点を挙げたが、5番手・澤田圭佑投手が崩れた。
123456789 計
オ 010011000 3
日 000002002x 4
オ 有原航平-ロドリゲス-生田目翼-秋吉亮-○宮西尚生
日 山岡泰輔-村西良太-ヒギンス-漆原大晟-●澤田圭佑
文・田中航
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