6月17日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAと埼玉西武の「日本生命セ・パ交流戦 2025」第1回戦は、3対0で埼玉西武が快勝した。

　先発・今井達也投手は初回を3者凡退の滑り出し。2回表に先頭の牧秀悟選手に初安打を許すが、捕手・古賀悠斗選手が完ぺきな送球で牧選手の盗塁を阻止。今井投手も2回から3回にかけて4者連続奪三振とギアを上げる。

　すると4回表、長谷川信哉選手とネビン選手の連続長短打で無死2、3塁とし、外崎修汰選手の犠飛で先制。一方、今井投手は5回裏、1死3塁と同点のピンチで2者連続空振り三振を奪い、相手に得点を与えなかった。

　試合後半も今井投手の快進撃は続き、6回から一人の走者も許さず。今井投手の力投に応えたい打線は9回表、長谷川選手とネビン選手の連続二塁打で2点目を加える。なおも1死満塁と攻め立てバウアー投手を引きずりおろすと、古賀悠選手の適時打で3対0とした。

　9回裏、今井投手は3者連続奪三振で試合を締め、今季初となる完封勝利を挙げた。9回123球を投げ抜き、被安打はわずか「2」、無四死球の好投で今季6勝目。奪三振はプロ入り最多となる「17」を奪い、松坂大輔氏の持つ球団記録を更新した。打線は滝澤選手、長谷川選手、ネビン選手が2安打と活躍した。

　 １２３４５６７８９ 計
西 ０００１００００２ ３
デ ０００００００００ ０

西 ○今井達也
デ ●バウアー-中川虎大

文・菊地綾子