
10月6日にパーソル パ・リーグ公式戦全日程が終了し、2026シーズンの個人タイトルが確定。平良海馬投手が最優秀防御率に輝き、最優秀中継ぎ(2022年)、最多セーブ(2025年)に続く自身3つめのタイトルを獲得した。
最優秀防御率投手賞

平良海馬投手 防御率1.36(初受賞)
自ら志願し、今季から先発に再転向した平良投手は、キャリアハイの12勝をマーク。3・4月度は5試合で37回を投げ、防御率0.49で月間MVPに輝くと、以降も調子を落とすことなく、8月以外は月間防御率を2点以内に収める圧巻の投球を見せた。
なお、同一投手がキャリアを通じて最優秀中継ぎ投手賞、最多セーブ投手賞、最優秀防御率投手賞の3タイトルを獲得するのは、NPB史上初の快挙。
▼平良投手 コメント▼
「1.36という数字が稲尾(和久)さんに続く記録ということで、大変うれしく思います。今季は失点を減らすために、どのようなデータを見てどのような取り組みをするかを考えてきました。その結果、シーズンを通して防御率1.36を記録し、リーグで最も低い防御率で終えられたことは良かったと思います。数字だけでなく投球内容もしっかりと振り返り、さらに良くしていきたいです。
これまで獲得した3つのタイトルのなかでも、今回は自ら志願した先発で獲得できた賞です。自分としては中継ぎも重要ですが、先発の方がよりチームに大きく貢献できると考えているので、その役割で結果を残せたことには大きな意味があると思います。今年はこれまでで一番良い1年だったと感じていますが、ここからさらにレベルアップできるように取り組んでいきたいと思います」
勝率第一位投手賞

北山亘基投手 勝率.813(初受賞)
自身初のタイトル獲得となった北山亘基投手は、24試合で13勝3敗、防御率2.56、WHIP1.02と今季も安定感抜群のピッチング。被打率は、リーグで2番目に低い.212だった。特に6月は4勝負けなし、月間防御率0.91と圧巻の成績で月間MVPを初受賞。今季は最多勝利投手賞にも輝いている。
▼北山投手 コメント▼
「入団から5年間、育ててくれた監督、コーチ、球団のみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。また、いつも試合でリードしてくれるキャッチャー陣、後ろを守ってくれる野手陣、試合を締めくくってくれる中継ぎ陣の力なくして取れる賞ではないので感謝しています。そして、いつも応援してくれるファンのみなさんの声援が力になりました。栄誉ある賞を取ることができましたが、自分の力を過信せず、これからも野球に取り組んでいきます」
最多勝利投手賞

北山亘基投手 13勝(初受賞)
エスピノーザ投手 13勝(初受賞)
ともに13勝で最多勝利投手賞を獲得したのは、北山投手とエスピノーザ投手。勝率第一位投手賞にも輝いた北山投手は、昨季記録したキャリアハイ9勝を大きく上回った。なかでもエスコンフィールドでは6勝1敗と、本拠地の声援を力に変え、2年連続規定投球回に到達した。
エスピノーザ投手は、キャリア最多に並ぶ23試合の登板で13勝6敗、防御率2.71、WHIP1.01の好成績を残した。4月1日の今季初登板では、110球5安打7奪三振で来日初完封を果たすなど、開幕から4連勝を飾り、先発ローテーションの柱としてチームをけん引。来日3年目で自身初の規定投球回に到達した。
▼エスピノーザ投手 コメント▼
「北山選手と並んで最多勝のタイトルを獲得できたことを本当に誇りに思います。遠く離れた国から来て、ここ日本でこのような成績を残せたことは、私にとって本当に光栄であり、これからもずっと心から感謝し続けていくことでしょう。北山選手にお祝いの言葉を贈りたいです。
また、この長いシーズンを通して、共に競い合う機会を与えてくれた、パ・リーグの先発投手のみなさんにも感謝を伝えたいと思います。みなさんは本当に素晴らしい活躍をしていました。毎週、多くの素晴らしい先発投手が投げ合う姿を見て、私もより一層努力して、より良い準備を行い、マウンドに上がるたびに全てを出し尽くそうという気持ちになっていました。これからも投手として成長し続けられるよう、全力を尽くして努力し続けていきます。シーズンを通して応援してくださったすべての皆さんに感謝します」
最多セーブ投手賞

横山陸人投手 35セーブ(初受賞)
マチャド投手 35セーブ(初受賞)
杉山一樹投手 35セーブ(2年連続2度目)
最多セーブ投手賞は、3投手で分け合う形となった。昨季後半からクローザーを務めるようになった横山投手は、リーグ2位タイの56試合に登板。5月は12試合で11セーブと、圧巻の成績を残すなど、安定した投球でセーブを積み重ね、タイトル初獲得となった。
同じくタイトル初獲得のマチャド投手。今年3月にベネズエラ代表として「2026 WORLD BASEBALL CLASSIC」に出場し、世界一に貢献したが、レギュラーシーズンではその影響を感じさせることなく、開幕からフル回転の活躍。51試合に登板し、防御率1.20と安定した投球を見せた。
杉山一樹投手は2年連続で最多セーブ投手賞を受賞。4月中旬に、左手を骨折するアクシデントで戦線離脱も、5月上旬には一軍に復帰。3年連続でシーズン50試合登板に到達し、キャリア最多の35セーブを記録した。
▼マチャド投手 コメント▼
「最多セーブのタイトルを獲得でき、とてもうれしいですし、興奮しています。セーブ王のタイトルを手にできたことは、私や家族にとってとても特別なことです。杉山選手と横山選手、素晴らしい2人の選手らとタイトルを分け合えたことも光栄に思います。お二人にもお祝いの言葉を贈りたいです。私のキャリアにおいても本当に素晴らしい一年となりました。ありがとうございました 」
最優秀中継ぎ投手賞

鈴木昭汰投手 39ホールドポイント(初受賞)
キャリア最多の55試合に登板し、防御率2.39、33ホールド、39ホールドポイントをマークした鈴木昭汰投手が、最優秀中継ぎ投手賞を初受賞。力強いストレートを武器に、セットアッパーとして安定感のある投球を続け、最多セーブに輝いた横山陸人投手とともに、勝ちパターンとしてチームの勝利に貢献した。
最多三振奪取投手賞

荘司康誠投手 171奪三振(初受賞)
荘司康誠投手は今季、自身初の開幕投手を務め、そこから3連勝と好調な滑り出し。3・4月は奪三振率10.91をマークしすると、以降は白星から遠ざかる苦しい時期がありながらも、高い奪三振率は保ち続けた。9月16日には、125球6安打無四死球7奪三振の力投でプロ初完投・初完封を成し遂げるなど、成長を見せた4年目のシーズン。自身初のタイトル獲得となった。
▼荘司投手 コメント▼
「タイトルを獲ることを一つの目標にしていたので本当にうれしく思います。1年間けがをせず、ローテーションを守れたことも自信につながりました。シーズンを通じて苦しい時期もありましたが、キャッチャーをはじめ、チームのみんなに支えてもらった結果だと思っています。この賞を自信にしつつ、まだまだ課題もあるので、これからも一つでも多くチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいです」