吉田正尚が劇的サヨナラ打! オリックスが「SMBC日本シリーズ2021」初戦を制す

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2021.11.20(土) 22:00

オリックス・バファローズ 吉田正尚選手(C)パーソル パ・リーグTV
オリックス・バファローズ 吉田正尚選手(C)パーソル パ・リーグTV

 11月20日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東京ヤクルトの「SMBC日本シリーズ2021」第1回戦は、4対3でオリックスがサヨナラ勝ちを収めた。

 試合はオリックス・山本由伸投手、東京ヤクルト・奥川恭伸投手による投げ合いで幕を開けた。山本投手は得点圏に走者を背負いながらも、力強い直球と切れ味抜群の変化球で次々と三振を奪う。一方の奥川投手もテンポの良い投球を披露し、5回までスコアボードには「0」が並べられた。

 均衡が破れたのは6回表。2四球で1死1、2塁のピンチを招いた山本投手は、6番・中村悠平選手に適時打を許し、1点を先制される。なおも1死1、2塁とピンチは続いたが、7番・オスナ選手を併殺打に打ち取り、6回5安打2四球9奪三振1失点で降板した。

 1点を追う打線は7回裏、1死から代打・モヤ選手が右中間へソロ本塁打をたたき込み、試合を振り出しに戻す。ところが8回表、3番手・ヒギンス投手が無死1塁から村上宗隆選手に2ランを浴び、再びリードを許す展開に。

 2点ビハインドで迎えた9回裏は、先頭の8番・紅林弘太郎選手のライト前への安打を皮切りに無死満塁の好機を得ると、2番・宗佑磨選手の二遊間を破る2点適時打で同点に。続く吉田正尚選手が無死1、2塁から初球を捉え、打球はセンターの頭上を越えるツーベースとなり、4対3で試合終了。

 オリックスは、先発の山本投手が6回1失点ピッチング。終盤にヒギンス投手が被弾するも、最終9回裏に打線がつながり、鮮やかなサヨナラ勝利を飾った。一方の東京ヤクルトは奥川投手が7回6安打1本塁打2四球3奪三振1失点の好投。同点に追い付かれた直後の8回表には、村上選手に値千金の勝ち越し2ランが生まれるも、守護神・マクガフ投手が誤算だった。

  123456789  計
ヤ 000001020  3
オ 000000103X 4

ヤ 奥川恭伸-清水昇-●マクガフ
オ 山本由伸-吉田凌-ヒギンス-○比嘉幹貴

文・高橋優奈

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