6月26日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと埼玉西武の第11回戦は、3対3で引き分け。オリックスが終盤に追い付き、その後は両軍決め手を欠いて同点のまま試合終了となった。
オリックスは初回、内野安打と四球で2死1、2塁とすると、T-岡田選手の適時打で1点を先制する。先発・山崎福也投手は順調な立ち上がりを見せたが、3回表に柘植世那選手の1号2ランを被弾。続く4回表にも1点を失い、2点を追う展開となった。
2回以降は埼玉西武の先発・今井達也投手の前に走者を出しながら無得点に終わっていたオリックスだったが、7回裏に継投策に入った相手救援陣を捉える。まずは3番・吉田正尚選手が14号ソロを放ち1点差に詰め寄ると、続く杉本裕太郎選手は右中間を破る三塁打。この絶好機に打席に入ったT-岡田選手が適時打を放ち、同点に追い付いた。
3対3で迎えた8回表には張奕投手、9回表は平野佳寿投手が無失点でつなぎ、最終回の攻撃へ。9回裏は先頭の吉田正選手が四球で出塁するも、平良海馬投手の前に無得点に終わり、3対3で試合終了。
オリックスは先発の山崎福投手が6回途中7安打3失点も、救援陣が好リリーフでつなぎ、終盤に打線が同点に追い付いた。一方、埼玉西武は先発の今井投手が6回4安打6四死球1失点の粘投。打線も柘植選手が一時逆転弾、ブランドン選手が4月30日以来の出場で2安打の活躍を見せた。リリーフ陣は同点とされたものの勝ち越しは許さず、最後は平良投手が開幕から続く無失点試合記録を37に伸ばして引き分けとした。
123456789 計
西 002100000 3
オ 100000200 3
西 今井達也-武隈祥太-十亀剣-ギャレット-平良海馬
オ 山崎福也-漆原大晟-富山凌雅-張奕-平野佳寿
文・丹羽海凪
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