6月3日、横浜スタジアムで行われた横浜DeNAと福岡ソフトバンクの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第3回戦は3対4で福岡ソフトバンクが敗れた。松田宣浩選手が4月24日以来の3安打猛打賞を記録。来日初登板のレイ投手は6回3失点だった。
福岡ソフトバンク先発・レイ投手は初回、安打と四球でいきなり1死1、2塁のピンチを招くと、4番・オースティン選手に左中間へ先制3ランを運ばれる。「初回はすごく興奮して、落ち付いて投げることができなかった。ホームランはインコースを狙ったボールが甘くなってしまった。でも2回以降は気持ちもボールも上手くコントロールすることができ、良い投球ができたと思います」と、打者が二巡目に入った3回以降は安打すら許さず、尻上がりに調子を上げていった。
打線は初回に一打先制の場面をつくるも、柳田悠岐選手と中村晃選手が凡退。その後は横浜DeNA先発・坂本裕哉投手の前に2塁さえ踏ませてもらえない。6回表に柳田選手が暴投の間に二塁を陥れたが、ここも得点につながらなかった。
ところが7回表、坂本投手からエスコバー投手に代わるとチャンス到来。バレンティン選手が内野安打で出塁すると、甲斐拓也選手も安打で続く。ここで松田選手は「なんとかするんだと、根性一本気持ちで振り抜き打ちました」と粘った末にフルカウントから155km/hの球をライトポール際へ。ベテランの7号3ランで同点に追いついた。
しかしその裏、2番手・泉圭輔投手が大和選手にフェンス直撃の適時二塁打を許してしまうと、頼みの打線も山崎康晃投手と三嶋一輝投手の前に反撃ならず。このカードは2敗1分で負け越し、順位も2位に転落した。
123456789 計
ソ 000000300 3
デ 30000010X 4
ソ レイ-●泉圭輔-板東湧梧
デ 坂本裕哉-○エスコバー-山崎康晃-S三嶋一輝
文・菊地綾子
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