3月26日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの開幕戦は、8対2で福岡ソフトバンクが勝利。開幕戦5連勝を飾った。
福岡ソフトバンクの先発・石川柊太投手は、初回を11球で3者凡退に抑える見事な立ち上がり。6回表にマーティン選手の本塁打で1点を失ったものの、5回表から2イニング連続で招いた満塁のピンチを無失点で切り抜ける粘りのピッチングで7回を投げ抜き、自身初の開幕投手の役目を果たした。
一方の打線は初回、オープン戦で45打数6安打、打率.133と苦しんでいた1番・周東佑京選手が安打で出塁すると、続く2番・今宮健太選手の打球はレフトスタンドへ。打った瞬間にそれと分かる1号2ランで、わずか4球で先制に成功した。さらに3回裏には周東選手に1号ソロが飛び出し、1点を追加。6回裏にも3番・柳田悠岐選手が1号2ランを放つなど一発攻勢で、昨季0勝3敗と苦手にしていた千葉ロッテの先発・二木康太投手を攻略した。
7回裏に9番・甲斐拓也選手の1号ソロ、8回裏に7番・栗原陵矢選手の2点適時打でさらに3点を追加すると、9回表には7点差ながら守護神の森唯斗投手が登板。2死から代打・吉田裕太選手に1号ソロを献上したが、落ち着いて次の打者を打ち取り、試合終了。8対2で福岡ソフトバンクが快勝した。
勝利した福岡ソフトバンクは、先発した石川投手が7回107球6奪三振1失点の好投。千賀滉大投手、東浜巨投手を欠く中で開幕投手を任せた首脳陣の期待に応え、育成出身の投手としては初の開幕戦白星を手にした。打線はチーム全体で4本塁打を放ったが、開幕戦での4本塁打はチーム2度目の快挙。中でも、「色々な思いがあったが、一度リセットして、 新たな気持ちで臨んだ試合となった」と話した周東佑京選手が2安打1本塁打に加え、好守も披露。オープン戦の不振を感じさせない活躍で、チームを勝利に導いた。
一方敗れた千葉ロッテは、先発した二木投手が5.0回83球6安打5失点。許した安打の半分が本塁打と、プロ8年目で初となった開幕戦のマウンドで試合を作ることができなかった。打線も得点はソロ本塁打2本とつながらず、開幕勝利を逃した。なお、「5番・指名打者」で先発出場した山口航輝選手にはプロ初安打が飛び出した。
123456789 計
ロ 000001001 2
ソ 20100212X 8
ロ ●二木康太-田中靖洋-河村説人-土居豪人
ソ ○石川柊太-嘉弥真新也-泉圭輔-森唯斗
文・吉村穂乃香
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