瀧中瞭太が6回7安打4四死球2失点の力投。楽天が11安打7得点でオリックスに連勝を飾る

パ・リーグ インサイト

2021.3.18(木) 16:47

東北楽天ゴールデンイーグルス・瀧中瞭太投手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・瀧中瞭太投手(C)パーソル パ・リーグTV

 3月18日、静岡草薙球場で行われた楽天イーグルスとオリックスのオープン戦は、7対2で楽天が勝利。打っては11安打7得点、投げては8安打2失点と投打がかみ合い、楽天が連勝を飾った。

 楽天の先発・瀧中瞭太投手は2回表、先頭の頓宮裕真選手に二塁打を許すと、四球などで1死1、3塁とされ、宜保翔選手のスクイズで先制点を奪われる。続く3回表には先頭の田城飛翔選手に安打を許すと、1死2塁から4番・T-岡田選手の適時打で2点目を失った。一方の楽天打線は直後の3回裏、先頭・下妻貴寛選手の二塁打、小郷裕哉選手の安打で無死1、3塁から、内野ゴロの間に1点を返す。さらに、1死3塁から島内宏明選手に適時打が生まれ、同点に追い付いた。

 瀧中投手は序盤に2点を失うも、その後は修正して6回2失点で降板。打線は6回裏に先頭の島内選手が四球を選ぶと、途中出場の村林一輝選手が安打でつなぎ、無死1、2塁の好機を作る。ここで、前日4打数3安打1本塁打と復調の気配を見せていた茂木栄五郎選手が適時打、続く鈴木大地選手も犠飛を放ち、4対2と勝ち越しに成功した。

 楽天は7回表を宋家豪投手、8回表をブセニッツ投手が無失点でつなぐと、8回裏に田中和基選手の1号2ランで2点を追加。続く田中貴也選手も安打を放つと、2死から小深田大翔選手がライトへ適時三塁打を放ち、7点目を挙げた。

 9回表は守護神復帰を期す松井裕樹投手がマウンドへ。1死から四球を与えるも、代打の紅林弘太郎選手を空振り三振、最後は大下誠一郎選手を中飛に抑えて7対2で試合終了。

 勝利した楽天は、瀧中投手が6回7安打4四死球と苦しみながらも、2失点にまとめる力投を披露。救援陣は無失点でつなぐ安定した投球を見せた。打線は、13得点を奪った前日に続いて7得点と好調を維持。なかでも小深田選手、途中出場の田中貴也選手が2安打、浅村栄斗選手も1打数1安打1四球と順調な仕上がりを見せた。

 敗れたオリックスは、打線が8安打を放ちながらもあと一本が出ず、序盤に挙げた2得点に終わった。投手陣では、オープン戦初登板の先発・増井浩俊投手が2回無失点の好投も、2番手・張奕投手が5回7安打3四球4失点、3番手・阿部翔太投手も1回3安打1四球3失点と、課題が残る試合になった。

  123456789 計
オ 011000000 2
楽 00200203X 7

オ 増井浩俊-●張奕-阿部翔太
楽 ○瀧中瞭太-宋家豪-ブセニッツ-松井裕樹

文・波多野瞭平

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