田中貴也〜トレードで杜の都にやってきた努力家。いざ、正捕手奪取へ〜(東北楽天ゴールデンイーグルス)【インサイト的選手名鑑】

2021.3.3(水) 07:30 パ・リーグ インサイト
【祝】イーグルス・田中貴也 プロ6年目で初ホームラン含む3安打の大活躍2020/10/30(C)パーソル パ・リーグTV
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田中貴也(たなか・たかや)/捕手

#55/1992年8月27日生まれ
178cm・85kg/右投左打


 山梨学院大学から、2014年に育成選手として巨人に入団。三軍の厳しい環境下の中、着実に実力をつけていき、少ないチャンスでアピールを続けると、2017年のキャンプでは一軍に抜てき。その後同年7月に支配下登録された。

 2018年にはファームで64試合に出場し、打率.308と打撃面においても可能性を見せた。プロ5年目となる2019年には、二軍で自身最多の75試合に出場。グラウンドに響く声でもチームをもり立てた。しかし小林誠司選手や同学年の大城卓三選手をはじめとして、捕手の選手層が厚い巨人では出場機会が少なく、一軍での出場は2018年と2019年のわずか2試合のみ。また若手の台頭から、2020年はファームでの出場機会も少なくなっていた。

 そんな中で、同年9月に楽天イーグルスにトレードが決まる。楽天にとって”捕手”は嶋基宏選手(現・東京ヤクルト)の後継者が課題のポジション。太田光選手や足立祐一選手の離脱もあり、正捕手が定まっていなかったため田中貴選手にとっては大きなチャンスとなった。10月24日、移籍後一軍で初出場すると、プロ初安打を含む2安打を放つ。また29日にはプロ初本塁打を放つなど、9試合に出場し打率.400と得意の打撃でアピールした。

 捕手という詳細なデータを頭に入れなければいけないポジションでは、リーグが変わることに対応する難しさは他より大きい。打席に入る前は、一礼を欠かさないほど”真面目さ”を持ち味とする田中貴選手は、「最低でも100試合出場」を目標として掲げている。持ち前の堅い守備と安定した打撃で、楽天イーグルスの正捕手として活躍する姿に期待したい。今季から楽天に復帰する田中将大投手との「TT兄弟」バッテリーも結成なるか、注目だ。

【2020年一軍成績】
9試合 18打席6安打1本塁打4打点1四球 打率.400 出塁率.438
OPS.1.038


文・鈴木優菜

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