藤原恭大が逆転3ランホームラン。千葉ロッテが埼玉西武と「0.5」差の2位に浮上

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2020.11.7(土) 21:48

千葉ロッテマリーンズ・藤原恭大選手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・藤原恭大選手(C)パーソル パ・リーグTV

 11月7日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテとオリックスの第24回戦は、4対3で千葉ロッテが勝利。対戦成績18勝5敗1分でオリックスとの今季最終戦を終え、パーソル CS パの出場権を争っている埼玉西武と「0.5」ゲーム差の2位に浮上した。

 千葉ロッテ先発の二木康太投手は初回、2死から3番・紅林弘太郎選手、4番・モヤ選手に連打を浴び、立ち上がりに1点を失う。しかし2回表に招いたピンチを無失点で切り抜けると、3回以降は3イニング連続で3者凡退に抑える圧巻の投球を披露。見事な修正を見せ、5回までを3安打1四球6奪三振1失点にまとめた。

 一方の打線は4回裏、7番・藤岡裕大選手の安打、1番・荻野貴司選手の四球で2死ながら得点圏に走者を進めると、続く2番・藤原恭大選手が初球をライトスタンドへ。ライナー性の3号3ランで試合をひっくり返した。

 5回裏にも押し出し四球で1点を追加した千葉ロッテ。二木投手は6回を投げ切り、3安打6奪三振1四球1失点の好投で降板した。続く7回表にハーマン投手が中川圭太選手、T-岡田選手の連打で1点を返されたが、8回表は澤村拓一投手が無失点でつなぐ。2点リードで迎えた9回表は、益田直也投手が犠飛で1点を失いながらもリードは保ち、4対3で試合終了。

 勝利した千葉ロッテは、二木投手がキャリアハイの9勝目をマーク。7回以降も盤石の継投でつなぎ、単独2位に浮上した。また、翌日(8日)に行われる3位・埼玉西武との直接対決に勝利した場合、2020シーズンの2位が確定する。

 一方敗れたオリックスは、榊原翼投手が4.2回打者26人に対し100球、5安打7四球5奪三振4失点と先発の役割を果たせなかった。なお、吉田正尚選手は今試合に「9番・左翼手」で先発出場すると、打席に立たず交代して3年連続の全試合出場を達成。打率.3504でシーズンを終え、自身初の「首位打者」獲得も決定的となった。

  123456789 計
オ 100000101 3
ロ 00031000X 4

オ ●榊原翼-齋藤綱記-吉田一将-張奕-K-鈴木
ロ ○二木康太-ハーマン-澤村拓一-S益田直也

文・東海林諒平

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