9月19日、CAR3219フィールドで行われたイースタンリーグ公式戦、埼玉西武と横浜DeNAの第8回戦は、埼玉西武が6対5で勝利。牧野翔矢選手のサヨナラ打が飛び出し、引き分けを挟んで9月に入って以降初の連勝となった。

　埼玉西武の先発は國場翼投手。10試合目にして今季初先発となった國場投手だったが、1回表、2回表と横浜DeNA打線を3者凡退に打ち取って快調な立ち上がりを見せる。しかし3回表、先頭打者に初安打を許すと、2死3塁から1番・桑原将志選手に適時打を浴びて先制を許してしまう。続く4回表には2番手・齊藤大将投手が犠飛で1点を失い、スコアを0対2とされる。

　2点を追いかける展開となった4回裏、1死から5番・愛斗選手が四球を選ぶと、続く6番・中熊大智選手が右翼へ3号2ランを運んで一気に同点とする。さらに8番・牧野翔矢選手の三塁打から2死1、3塁とすると、1番・綱島龍生選手に適時打が飛び出して勝ち越しに成功。スコアを3対2として試合をひっくり返した。

　しかし直後の5回表、2番手の齊藤大将投手が捕手・牧野選手の失策もあり同点とされると、6回表には3番手・粟津凱士投手が5番・ロペス選手に勝ち越しの2ランを浴び、再び2点を追いかける展開となる。6回裏に7番・西川愛也選手の三塁打を起点に1点を返し、4対5と1点差に詰め寄って試合は終盤の攻防へと突入した。
　
　7回以降は平井克典投手、野田昇吾投手のリレーで横浜DeNA打線を無失点に封じて迎えた9回裏、埼玉西武は1死から5番・愛斗選手に値千金の同点弾が飛び出して同点とする。さらに続く中熊選手が安打で出塁すると、2死から8番・牧野選手が右中間を破る二塁打を放って1塁走者が生還。土壇場の逆転劇で埼玉西武がサヨナラ勝ちを収めた。

　 １２３４５６７８９　 計
デ ００１１１２０００　 ５
西 ０００３０１００２Ｘ ６

デ 浅田将汰-齋藤俊介-赤間謙-砂田毅樹-●笠井崇正
西 國場翼-齊藤大将-粟津凱士-平井克典-○野田昇吾

文・成田康史

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