9月6日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと埼玉西武の第15回戦は、4対2で埼玉西武が勝利。本拠地を離れての遠征3カードすべてを勝ち越しで終えた。
先発・松本航投手は初回を3者凡退で立ち上がるも、2回裏に連打を許すなど満塁のピンチを招き、北海道日本ハムの8番・ビヤヌエバ選手に適時打を浴びて2点を献上する。しかしその後は制球に苦しみながらも要所を締め、6回5安打5四球2失点で降板。7月18日以来の勝ち星の権利を持ってマウンドを後続に託した。
打線は先制された直後の3回表、2死から9番・金子侑司選手が四球で出塁。さらに盗塁を決め得点圏に走者を進める。この好機に1番・外崎修汰選手、2番・源田壮亮選手の連続適時二塁打が飛び出し2点を挙げ、試合を振り出しに戻す。
すると4回表、先頭の5番・栗山巧選手が内野安打、6番・メヒア選手が二塁打を放ち無死2、3塁と好機を演出する。続く打者が倒れ1死とされるも、8番・岡田雅利選手のライト前へ抜ける今季初安打が適時打となり勝ち越しに成功。さらに金子選手にも犠飛が生まれスコアを4対2とした。
継投策に入った7回以降は7回裏を森脇亮介投手、8回裏を平良海馬投手と無失点でつなぎ、2点リードのまま迎えた9回裏には守護神・増田達至投手が登板。走者を出しながらも無失点に締め試合終了。
勝利した埼玉西武は先発・松本投手が6回2失点の好投で7月18日以来の白星。打線は先制された直後に同点に追い付くと、その流れを離さずに逆転。女房役を務めた岡田選手の今季初安打が決勝打となった。一方の北海道日本ハムは先発・バーヘイゲン投手が7回4失点と粘投も、打線が再三の好機を生かしきれなかった。
123456789 計
西 002200000 4
日 020000000 2
西 ○松本航-森脇亮介-平良海馬-S増田達至
日 ●バーヘイゲン-福田俊-鈴木健矢-宮西尚生
文・丹羽海凪
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