石川歩が7回2失点の好投で自身6連勝。終盤の集中打で千葉ロッテが逆転勝利

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2020.9.4(金) 21:52

千葉ロッテマリーンズ・石川歩投手(C)パーソル パ・リーグTV
千葉ロッテマリーンズ・石川歩投手(C)パーソル パ・リーグTV

 9月4日、PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクと千葉ロッテの第10回戦は、4対3で千葉ロッテが勝利。終盤の逆転劇で首位攻防3連戦の初戦を制し、ゲーム差を「2.5」に縮めた。

 2回までは福岡ソフトバンク・ムーア投手、千葉ロッテ・石川歩投手がともに相手打線を封じて静かに立ち上がったこの試合、先手を取ったのは福岡ソフトバンクだった。3回裏、先頭の7番・川瀬晃選手が右翼線への二塁打で出塁すると、1死から9番・周東佑京選手が二塁手のグラブを弾く適時打を放って2塁走者が生還。スコアを1対0とした。

 続く4回裏、2死から4番・グラシアル選手が高めの速球を弾き返して右中間へ4号ソロを放つ。本人も「今年一番の当たりだと思うし、打った瞬間入ると思いました」と語る会心の一打が飛び出し、福岡ソフトバンクがリードを2点に広げた。

 序盤から追いかける展開となった千葉ロッテは6回表、ここまで打ちあぐねていた福岡ソフトバンク・ムーア投手から1死2、3塁の好機を作ると、4番・井上晴哉選手の内野ゴロの間に1点を返す。

 続く7回表には、2番手・板東湧梧投手を攻め立てて1死1、3塁とすると、代打・菅野剛士選手が値千金の同点打を放ち、試合を振り出しに戻す。流れを引き寄せた千葉ロッテはさらに2死満塁と好機を広げると、3番・中村奨吾選手が中前に2点適時打を運んで勝ち越しに成功。3得点で一気に試合をひっくり返し、スコアを4対2とした。

 リードを握った千葉ロッテは、石川投手が5回以降1安打も許さない好投を披露し、7回2失点と先発の役割を果たす。続く8回表に登板した2番手・ハーマン投手は連打で無死1、2塁のピンチを招いたものの、捕手・田村龍弘選手の好守もあり得点は許さず。千葉ロッテが2点のリードを守ったまま、試合は9回の攻防へと突入した。

 9回表、千葉ロッテは2死1,3塁の好機を迎えるも追加点を挙げることはできず。2点差のまま9回裏のマウンドには守護神・益田直也投手が上がる。1死から4番・グラシアル選手に5号ソロを浴びて1点差まで迫られるも、最後は6番・松田宣浩選手を遊ゴロに打ち取って試合終了。4対3で千葉ロッテが勝利を収めた。

 勝利した千葉ロッテは先発の石川歩投手が7回2失点と好投。7月31日の登板から続く自身の連勝を「6」まで伸ばした。対する福岡ソフトバンクは先発・ムーア投手が6回途中1失点と試合を作ったものの、2番手・板東湧梧投手がリードを守れず、逆転負けを喫した。

  123456789 計
ロ 000001300 4
ソ 001100001 3

ロ ○石川歩-ハーマン-S益田直也
ソ ムーア-●板東湧梧-嘉弥真新也-泉圭輔-渡邉雄大-加治屋蓮

文・成田康史

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