木村文紀のサヨナラ弾で埼玉西武が勝利! 山川穂高は2試合連続本塁打をマーク

パ・リーグ インサイト

2020.6.13(土) 17:14

埼玉西武ライオンズ・木村文紀選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・木村文紀選手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月13日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの練習試合は、3対2で埼玉西武が勝利。木村文紀選手の劇的なサヨナラホームランで試合を決めた。

 埼玉西武の先発・松本航投手は3回表、千葉ロッテの1番・福田秀平選手の安打などで2死1,2塁とされると、3番・荻野貴司選手にストレートをセンターにはじき返され、先制点を献上。

 続く4回表には、6番・中村奨吾選手に頭部死球を当ててしまい、松本投手が危険球で退場となる。この場面で急きょマウンドに上がった森脇亮介投手は、1死2,3塁のピンチを迎えたが、落ち着いた投球で無失点に抑えると、5回表も危なげない投球で2回を無安打無失点でつなぐ。

 1点を追う埼玉西武は6回表、この回から登板したドラ2ルーキー・浜屋将太投手が、マーティン選手に高めに入った甘い球をライトスタンドへ運ばれリードを2点に広げられたが、直後の6回裏に反撃。千葉ロッテの2番手・ハーマン投手から、3番・中村剛也選手が二塁打を放つと、続く山川穂高選手が2試合連続本塁打となる2ランをスタンドへたたき込み「リモートどすこい」を披露。好調の主砲が一発を放ち、試合を振り出しに戻した。

 7回以降は両チームの中継ぎ陣が得点を許さず、2対2のまま迎えた9回裏、埼玉西武の7番・木村文紀選手が東妻勇輔投手からバックスクリーンへサヨナラホームランを放ち、3対2で試合終了。感染症対策のため、静かなサヨナラ勝ちとなった。

 勝利した埼玉西武は、先発の松本選手が3.0回2安打4奪三振2四死球1失点で降板。「今日は打者に向かっていく気持ちをテーマに投げました。その点で収穫もありましたが、ボールの強さを意識するあまり、簡単にあわせられてしまう場面もありました。もっと腕を振って投げることで改善していきたいです。当ててしまったのは完全に自分のミスです」と登板を振り返った。山川選手は2試合連続となる2ランホームランで打線をけん引。木村選手はサヨナラホームランで試合を決め、開幕に向けて順調な仕上がりを見せた。

 敗れた千葉ロッテは、開幕ローテーション入りが確定している種市篤暉投手が先発。柿沼友哉選手が捕手を務めた「柿の種バッテリー」は、走者を背負いながらも力のあるストレート、落差の大きい変化球で埼玉西武を封じ込め、5回73球4安打2四死球5奪三振無失点の好投を披露。打線では、12日の試合から3番を任されている荻野貴選手が2試合連続適時打、マーティン選手が練習試合初本塁打を放つなど、好調をアピールした。

  123456789  計
ロ 001001000  2
西 000002001X 3

ロ 種市篤暉-ハーマン-ジャクソン-益田直也-東妻勇輔
西 松本航-森脇亮介-浜屋将太-武隈祥太-平井克典-増田達至

文・下村琴葉

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