2被弾を悔やむ「清水君のが一番痛かった」
10日の北海道日本ハム戦で7回138球の粘投を見せた福岡ソフトバンクの東浜巨投手。序盤から制球に苦しみながらも、何とか試合を作っていったが、6回に清水優心に浴びた一発を猛省した。
立ち上がりから明らかにストレートが抜けていた。それでも東浜は変化球を中心に組み立てながら、どうにか粘りを見せていた。5回を終えた時点でちょうど100球。6回には111球目を清水選手にライトのホームランテラスへと運ばれ、7回には135球目を中田翔選手にレフトスタンドへともっていかれた。
「清水君のが一番痛かった」という東浜投手。中田選手に浴びた一発については「攻めていった中でのボクの失投。それはボクの中では解決できるが、(清水選手への失投は)迷いながら投げてしまった」と2点目の被弾を悔やんだ。
すでに120球を超えていながら7回のマウンドに上がったことについては「ボクも行く気でいたし、行ってくれといわれた。そうやってイニングを任せてもらうというのは、そこに応えなきゃというのはある」という。工藤公康監督が「マウンドの中でつかむものがある」と語ったことについて「ボクとしても投げていく中で修正しながら(できた)という点はプラスに捉えたい」と前を向いた。
今シーズンの目標に200イニング登板を掲げる東浜投手にとって、どんなに球数がいこうとも7回というのは最低ラインでもあるのだろう。
「なかなか結果がついてこなくて苦しいところはあるが、自分で決めたからにはやっていかないと。そういう試合が増えていけばいいし、投げてなんぼですから」
次回の登板予定は今季初の6連戦の頭。先発陣も中継ぎ陣も苦しい中で何をなすべきかは、東浜投手自身が一番理解しているはずだ。そこにチームの勝ち星が伴うように、この日の反省をしっかりと生かしていきたい。
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