現在、「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルでは、「パーソル パ・リーグTV厳選BEST100」と題して、2012年以降の100本の動画を1日5本ずつ順次公開中だ。懐かしのあの名場面や、いまはメジャーに渡ったあのスターの活躍など、見どころ盛りだくさんの内容となっている。
今回は、公開中の動画の中から編集部がピックアップした1本をご紹介。その他の動画も、「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルで要チェックだ。
これは好走塁?神走塁? お手本にしたいプロの技
簡単に言ってしまえば、野球の勝利条件は本塁に1人でも多くの走者を生還させることだ。本塁打という例外はあるものの、より本塁に近い塁に走者を置くことで、得点の可能性が高まると言っても過言ではない。例えば、1塁に走者がいる場合と3塁に走者がいる場合とでは、後者の方が1つの安打で本塁に生還しやすいことは明らかだ。それだけでなく、犠牲フライやスクイズなどといった得点方法も考えられる。
以上のことから、1つでも先の塁を狙うことは勝利のために必要不可欠であると言える。ただ、積極的な走塁姿勢は当然のことながらリスクも伴う。プロ野球という最高峰の舞台であればなおさらのことだ。
動画内に登場する全てのプレーを取り上げることはできないため、ここでは冒頭に登場する2つを紹介する。まず1つ目は柳田悠岐選手だ。センター前に抜ける安打を放った柳田選手は、外野手が後方にポジショニングしていたことを見て一気に2塁へ。豪快な長打を打つというイメージと、柳田選手の俊足、そして判断力が1つになった好走塁と言えるだろう。
もう1人は埼玉西武・秋山翔吾選手(現・米レッズ)だ。1塁走者としてエンドランの形でスタートを切ると、打球のバウンドが高いことを見て2塁ベースを回ってそのまま3塁へ。単純にスタートを切るだけでなく、打球方向やそれを捕球する野手の姿勢などを判断していたからこそのプレーだろう。
こうした走塁意識の問題は、プロ・アマに関係なく全ての野球選手が持つことができる。にもかかわらず、好走塁はチームを勝利に導くことができる重要な要素だ。今、野球をしている方やこれから始めようと思っている方にとっても、参考になること間違いなしの動画を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルで。
「これは好走塁?神走塁? お手本にしたいプロの技」視聴はこちらから。
文・吉田貴
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